カッティング
トータル・ギター・メソッドⓇは12編から構成されていますが、その内の1編のカッティングが占めています。つまり、スケールやアルペジオや音楽理論と同格にカッティングを並べているわけです。その理由は当然「メチャクチャ重要」だからです。そしてこの12編を同格にしているのは、私が現役ギタリストの頃に報酬を得た分量が同じだからです。つまり、スケールで稼いだ金額と、カッティングで稼いだ金額が同じということです。それだけプロ・ギタリストにとって重要なビジネス・ツールなんです。
アマチュアの方でもカッティングがプロ並みになる方法を伝授します。
結論
リード・ペルソナを決める。
以上です。
リード・ペルソナとは
リード・ペルソナとは文字通り、「リード演奏をする想定対象人物」のことです。これを決め込んでからカッティングをするとプロ並みになります。
例えば
例えば、現役時代の私のようにリズムをかっちり合わせて細かい音を弾くタイプのギタリストをリード・ペールソナとすると、カッティングも機械的に正確な方が全体の演奏がまとまります。
逆に、リズムが前後するようなニュアンスで弾くタイプだと、アクセント部分を誘導するようなアンティシペーションがある方がいいかもしれません。
そして、リズムをツッコミ気味で詰め込むようなリードを弾くタイプを想定すると、もしかしたら少しレイドバック(リズムが後ろにもたれかかる感じ)で弾く方が良いかもしれません。
感覚の問題
上記の例は言葉で説明ていますが、単なる「例」に過ぎません。言葉では説明できないんです。リード・ペルソナを決め込むことで、このような「配慮が生まれる」のでプロ並みになるわけです。
あるある
トータル・ギター・メソッドⓇではフェイスブック・レッスンを実施しています。曜日ごとにテーマを決めて演奏を投稿して頂いています。毎週水曜日がカッティング投稿日ですが、非常に多いのが
「カッティングの技術の披露」
です。
これは悪いことではありませんし、私の仕事としてもカッティングの技術の修正・改良なのですが、上級者の方がこれでは物足りないんです。というか、上達が「頭打ち」になってしまいます。つまり「問題なくカッティングができている」としかコメントのしようがないんです。
私が上級者の方に申し上げてるのは
「私がプロデューサーだとして、問題なくカッティングができているのに、レコーディング時にあなたを起用しない理由」
というのを説明しています。その理由の多くが「このカッティングありきで、リード奏者を調整しなければならないから」です。本来逆なんです。
柔軟性が見えれば「どんなリード奏者が来ても対応できそうだな」となり起用することになります。
まとめ
カッティングがプロ並みになる方法として、リード・ペルソナを決めて演奏して下さい。
津本幸司(he/him)
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