ご質問頂きました
「僕は音楽家を目指していますが、流行の音楽を追いかけた方が需要があるのでいいのでしょうか?」
確かに需要のない音楽をやっても誰も聴いてくれませんものね。それは寂しいですよね。でも、流行の音楽を追いかけるだけだと空しい音楽家になっちゃうんです。よく分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストが流行の音楽をやらない方が良い理由が分かりますよ。
理由
美人投票ばかりするギタリストになるから
美人投票とは
昔イギリスかどこかで「一番美人な人に投票しましょう!」という企画があったんです。単純に一番美人に投票して一番の美人が決まればめでたいですよね。でも、あろうことが主催者が1番になる人に投票した人に賞金を出すとか言い出したんです。どうなるか分かります?みんな自分が美人だと思う人に投票せずに「他の人がこの人に投票するだろうな」って人に投票したんです。その方が賞金が手に入りやすいですよね。これが美人投票です。
音楽の流行を追いかけると
先見の明があり将来的に流行の音楽が分かるにせよ、今の流行の音楽を追いかけるにせよ、「他の人が好きだろうな」っていう音楽ばかり追いかけると、自分が好きな音楽ができない羽目になります。売れっ子のギタリストになっても「ホントはこんな音楽好きじゃなかった」というギタリスト人生になります。
特に日本人は多い
協調性過多の日本人は特に流行を意識してしまいます。ギターでも洋服でも店員さんの「今すっごく人気があってぇ、結構みんな使っててえぇ」という売り文句に飛びつく人は要注意です。自分の嗜好を世間任せにしたら、その世間の人々の音楽人生を歩むだけになるんですよ。自分の嗜好は自分で決めましょう。
ちょっとは気にすべき?
かといって、完璧に流行を無視して自分の好きなことばかりやると「仲間」ができなくて困りますよ。このバランス感覚が大事ですね。
オススメは
オススメはある程度オールマイティにできて、自分の突出した得意分野を持っておくのがいいのではないでしょうか?
もちろん「トータル・ギター・メソッドでそれができますよ」という宣伝文句は付けさせてください。これ書かないと業務として記事を書く理由がなくなるもんで。
でも別にトータル・ギター・メソッドをお使いにならなくてもご自身やご自身の先生と相談したらできると思いますよ。
まとめ
ギタリストが流行の音楽をやらない方が良い理由は、美人投票ばかりするギタリストになるからです。
さあ!大人のギタリスト達よ!もう我々も良い歳ではありませんか!お仕事で対人関係にお疲れになった後、ご自身の音楽タイムまで他人に合わせるなんて止めておきましょう。そろそろ他人が好きな音楽ではなくて、自分が好きな音楽も開き直ってガンガンやろうではありませんか!
私はですねぇ、そのようなお仕事でお疲れの中、音楽に携わる大人のギタリスト達を心から応援しておりますよ!
今日も元気にいってらっしゃいませ!
津本幸司