ギタリストの悩み解決

津本幸司がギタリストの「困った」を解決します。

ギタリストに筋トレは必要?

ギターと筋トレ

ギター練習に効果的な筋トレやストレッチを紹介する雑誌やサイトがたくさんありますね。

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どれが一番いいんでしょうか?
マッチョにならないとまずいんでしょうか?
そして、本当に必要なんでしょうか?

心配無用です。

この記事を読んで筋トレが本当に必要かどうか、そしてなぜ筋トレをしようとしてしまうか分かって下さい。

筋トレは不要

結論から言いますと「筋トレは不要」です。

握力を例にとりましょう。
今でも握力を鍛えるギタリスト用の筋トレ器具が販売されています。
一昔前、私はそれを批判する記事を雑誌に書きました。

「ギター演奏には手を握るスピードも、握った指を離すスピードも必要です。握る方向だけの筋肉を鍛えてはバランスが悪くなります。」

その雑誌記事を覧た、器具の販売会社が菓子折を持ってきました。
「正論ですが、今後何卒お控え願えませんか」と。
当然私はお断りをしました。
あの器具を使って指を壊したギタリストを何人も見てきているからです。

握力以外の筋肉についても、スポーツ医学の方ともあらゆる議論をしました。
エキセントリックやコンセントリックといったマニアックな方法まで話し合いました。

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しかしギターの演奏に直結する筋トレはありません。

なぜ筋トレしたい心理になるのか

なぜ筋トレに話題が行くのでしょうか?
それは「簡単だから」です。
ギターの練習は難しいんです。上達もなかなかしません。細かく指を動かすには血のにじむような長時間、長期間の努力が必要です。
そんな練習をしていると必ず、こう思います

「こんなに努力せずに簡単に上手くなる方法ないかな?」

昔のロックスターの中にはこう思いながらドラッグに手を出す人もいたくらいです。
でも、今の時代そんな人はいません。悪いことをして良い結果を得ようとするのが道理に反するため理性が拒否するからです。

そこで登場するのが魔法の言葉

「筋トレ」

です。

「筋トレ」を悪いことと考える人はいません。

「良いことをやって、楽に良い結果が期待できるならこれほどラッキーなことはない!」と思ってしまうんです。

そして、ひとたび「筋トレをしよう」と思ってしまうと、「筋トレ」を正当化する情報を収集する心理が働きます。
賛否両論あっても否定的情報は受け入れようとしません。

こうなってしまえば、ダイエット商品と同じです。
地道なダイエットは苦しい、
だから「飲むだけですぐに痩せられる○○」を探すんです。

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勘違いしないでください

「筋トレ」自体は悪いことではありません。

私自身、トライアスリートであり、毎日あらゆるトレーニングしています。

「結局、津本は筋トレしてるんじゃないか!」

と、言われそうです。

健康に気を配れない音楽家が良い音楽を作れるはずはありませんので、体のコンディショニングは音楽家として必要です。

そして、ギターの演奏自体、体を動かしていることに違いありませんので、大きな筋肉である、大腿筋、大胸筋、広背筋、腹筋などが発達していない人が小さな筋肉をコントロールすることは困難でしょう。
この点においても筋トレは必要と考えています。

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しかし、これらのトレーニングがギター演奏に直接結果として現れる「変数」になっていると感じたことはありません。

あくまで、アスリートとしてのトレーニング、精神のトレーニング、そして脳の活動のためです。

結論として、筋トレは上達の近道にはなりません。
ギター上達には、正当な学習と地道な練習に勝る方法はありません。

まとめ

是非、筋トレはして下さい。健康のため、容姿のため、脳のため。

でも、ギター練習のために筋トレをしていると考えないで下さい。

地道な学習と練習に勝る方法はありません。

 

 

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