有名
若いギタリストは「有名になりたい!」って思いますよね。でも考え方によってはあるまじき危険な行為になってしまうんです。よく分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、なんで「有名になりたい」って思うと危険な行為になるかが分かりますよ。
結論
「有名になりたい」と思うと、人のエネルギーを奪って目立ちたいだけの音楽家になてしまうからです。
根拠
「有名になりたい」と思っている人のほとんどが「ただチヤホヤされたいだけ」なんです。
ギクッ!としました?・・・そうアナタです。
音楽家は
音楽家はちゃんと音楽を学んで、練習をして、下積みをして、苦労をして、結果を出して、次に進んで、また壁にぶち当たって、苦悩を乗り越えて、次の結果を出す。この過程において、部外者はその結果だけを見て「スゴイですね」「さすがですね」「憧れます」「サイン下さい」「きゃーカッコイイ」などとチヤホヤ持ち上げる訳です。つまり努力の結果、「おまけ」のようにチヤホヤされるものです。音楽家本人にしてみたら、その瞬間は少々気分が良いでしょうが、そんなちっぽけな「チヤホヤされる」レベルのことを求めてやってきた訳じゃないのでどうでも良いことです。
危険
駆け出しの頃は「有名音楽家がチヤホヤされてる所」だけが目に付くんですよね。それはしょうがないことでしょう。でも「あんな風にキャーキャー言われたい」なんてのが「有名になりたい」動機だったら、ただ「チヤホヤされたいだけ」です。これを求めると「優れた音楽性や人間性を磨き上げること」の優先順位がガタン!と下がります。そして「1人でも多く自分に注意を払って欲しい」と思うようになり、すでに有名な人を嫉妬するようになり、手段を選ばず目立つ行動だけ取ってしまいます。結果的に人のエネルギーを奪って目立ちたいだけの音楽家になってしまうんです。惨めな結末です。
まとめ
チヤホヤされたいだけで、有名になりたいと思うのは危険です。優れた音楽性や人間性を磨き上げた結果、おまけのように有名になるもんだと思えば良いでしょう。
若いギタリストを応援しています。
津本幸司