リズムギター
しばしば書籍、雑誌などで言い続けて来ましたが、私達ギタリストの稼ぎのほとんどはリズムギターによるものです。特殊なリード・ギタリストで生計を立てている人ばかりが目立ちますが、彼らは特別です。
①労働者音楽家 → ②自営業音楽家 → ③経営者音楽家 → ④投資家音楽家
この流れを踏んでギタリストは出世魚のようになりますが、最初の①労働者音楽家の時はリズムギターで稼ぐと思ってください。
ちなみに、①労働者音楽家には「人権が認められない」というのが石破政権で決定しています。ゴミのように働かされます。でも、稼げます。
ただ、間違いが多いから地獄に落ちるんです。
5つの間違いを紹介します。
①一つのジャンルだけ練習する
歌手の伴奏すると一つのジャンルだけじゃなくて、ラテン系があったり、ロックがあったり、急にジャズだったりします。私も1曲だけナイロン弦の曲があって、丸二日徹夜で練習した記憶があります。満遍なく練習しましょう。
②目立つ
目立つとダメです。いるのかいないのか分からない状態なんですけど、いないと成立しないようなリズム・ギタリストになってください。
③抑揚がある
記載されている指定の抑揚以外に個性的な抑揚をつけるギタリストがいます。邪魔です。
④バリエーションが少ない
あらゆるジャンルを練習すると各ジャンルのバリエーションが少なくなり、ワンパターンになるんです。例えば、ロックだとズンズンズンズンだけ、ジャズだとジャッツ・ジャーだけ、ブルースだとズッズ・ジャッジャだけみたいなかんじになるとヤバイです。
⑤得意不得意がある
得意不得意なんていらないんです。どんなスタイルのどんなパターンでも提示されたらスッと弾けるようにするのが、労働者ギタリストの使命です。
提示は君主からの命令と思いましょう。
まとめ
こういう労働者ギタリストに育て上げるためにギタリスト養成講座のリズムギター編を書いたんですけど、出版社から発売されませんでした。というのも、「売れそうにない」からです。そりゃそうですよね。リードでスターになれる本のように売り出した方が売れそうです。で、困ったのでトータル・ギター・メソッドⓇのリズムギター編として内包しました。
これは書籍ではお求め頂けません。トータル・ギター・メソッドⓇ49,800円に内包されています。
10個のジャンルを10パターンずつ漏れなくダブりなく網羅できます。