歎異抄
歎異抄は持ち歩くものです。旅先にも、ライブにも、デートにも必ず持ち歩くものです。無宗教の私も当然持ち歩いています。ただ数がありすぎてどれが良いか分からないんです。独断でオススメを紹介します。
岩波文庫
30代の方はこれがいいと思います。字が細かいのですが、解説が丁寧でありがたいです。
ちくま学芸文庫
20代の方はこれが良いと思います。上記岩波文庫の金子大栄氏の書を元にさらに解説してあります。
1万年堂出版
10代の方はまずこちらを読んでください。歎異抄が何かを丁寧に説明しています。
マンガ歎異抄をひらく
小学生にはこれがオススメです。最初は漫画、次に解説、最後に原文と訳という構成でスッと入って来ますよ。
PHP研究所
40代にはこちらがオススメです。五木寛之氏の私訳なら謹んで受け入れられます。ただ、この表紙というか赤い帯が邪魔です。こういうことじゃないんです。これは売るための戦略ですのでしょうがないのですが、770円なので我慢しましょう。
東京書籍
私は今年これを持ち歩いています。これは上記と同じ五木寛之氏の私訳なのですが、緑のビニールカバーが掛かったバージョンで1600円です。この「手帳」とのタイトルが心に刺さります。そして、何と言っても白黒のカラーなんです。意味不明ですよね。本を出したことのある人は分かると思いますが、モノクロは印刷代が安いので本自体安くなるんです。カラーだと高額になるのは分かるでしょう。白い紙に黒い文字なのに四色印刷(カラー)にするのはめちゃくちゃもったいないんですが、この本はそうなってます。その理由は数十点ある奥様の版画をカラーで載せるためです(五木玲子氏は五木寛之氏の奥様で、医師で、版画家で、五木寛之氏の書の挿絵をたくさん描いています)。植物の命と躍動感と哀愁が感じられる挿絵まで刺さるんですよね。
本願寺出版
50代以降の方で老眼の方はこれを寝室にどうぞ。字が大きいです。私も寝室にはこれがあります。持ち歩くにはちょっとデカいですが、わざわざ老眼鏡を掛けなくていいことを考えたらアリだと思います。
まとめ
これを持ち歩いてるから・・・やりたい放題できるんですよねぇ・・・この摂理に気付かないともったいないと思うんだけど。うぇへへへ!
津本幸司(they/them)