プロ音楽家を目指す!
1年に1度「プロ音楽家になるためのセミナー」というものを開催しています。話を聞くだけのセミナーではなく、5時間掛けて自分の能力を開発するワークショップとして機能させています。知るだけのセミナーなんて無意味だからです。手を動かして一緒に最初のステップを踏んで行けば、後はその推進力を保つだけで大丈夫です。そのセミナーでは私の監修の元、何十項目もこなして、80ページのノートが埋めていくのですが、この記事では皆さんも自宅で簡単にできる「プロ音楽家になるための3つの方法」をご紹介します。
ちなみにこの方法は私が開発したわけではなく、私がアメリカで20歳の時に受講したコーチの指導を日本人音楽家用に改良したものです。
プロ音楽家になるための3つの方法!
- ①キャラ作り
- ②武器を揃える
- ③スーパーパワーを得る
うさんくさいことこの上ないですよね!www
子どもの戦隊シリーズ物やゲームのみたいに聞こえますよね。
ま、お遊びだと思ってやってみて下さい。
(セミナー参加予定者は真剣にやるように)
①キャラ作り
自分がどんなキャラクターになるかを作りこんで下さい。後から変えることができるので、ウソでも仮でも大丈夫です。例えば「ブラック・シャツとサングラスでジャズ・トランペットを吹いてる」とか「白いドレスで武道館でピアノを演奏している」とか「ジーンズ・とTシャツでブリティッシュ・ロックを弾きまくってる」とか。ちなみに私がこのセミナーを受講した1995年に書いたのは「高級スーツであらゆるジャンルをこなす知性派テクニカル・ギタリスト」でした。セミナー参加者は爆笑してました。コーチだけがうなずいてました。
②武器を揃える
これは「ウェポナイズ」という作業です。自分の「武器」が何かを書き出します。「知識」などの「強み」を書くんじゃないですよ。「武器」です。「武器」とは何かをやっつけるための道具です。「知識」を持っていても武器になりませんが、人を困らせる「混乱」という敵ををやっつけるための「知識を使った指導」ができるなら、それが「武器」です。作曲家になりたい人が「ピアノが弾ける」と言うのはただの強みですが、「作品の試聴確認に時間がかかる」という問題をやっつけるための「ピアノを使っての試聴確認」ができるなら、それが「武器」です。
③スーパーパワーを得る
この作業ではノートに5分間限定で、自分の「あらゆる能力」や、上記の「武器」や、先ほど除外した「強み」、自分の「好きなこと」「熱中できること」を書き出します。最も大事なのが「一見、無意味に見えるような能力」も含めることです。たとえば、けん玉が得意とか、オムレツの作り方が上手いとか、編み物ができるとか・・・。5分後に書き殴った後に足し算と掛け算で、人にはないスーパーパワーを作っちゃいます。
ちなみに数年前のセミナーで「けん玉が得意、オムレツの作り方が上手い、編み物ができる」って書いた人が実在しました・・・ギタリストでした。上記から「手首の動きのコントロールが自分のスーパーパワーだ」と感じたそうです。今ではプロ・ギタリストでカッティングなどのリズム・ギターのスペシャリストです。
プロ音楽家になるための3つの方法!
- ①キャラ作り
- ②武器を揃える
- ③スーパーパワーを得る
ま、電車の中でスマホのメモ帳に書くだけでもいいので、やってみて下さいね。
ホントの「プロ音楽家になるためのセミナー」はこんな「あまっちょろいもの」じゃありませんので参加予定者は覚悟しておいて下さい。(今年は去年の五分の一の募集人数ですのでお早めに・・・このブログは一月前に執筆してますので公開時期に残席あるかは不明です)
プロ志向音楽家を応援しています。
津本幸司