寿司屋+ワイン店
お世話になっている寿司屋とワイン屋さんや見事に一般化した質問のしかたをしているのでこれを音楽家同士でやってはいけないと言う反面教師になります。
①お仕事お休みですか?
これ最も多い恥ずかしい質問です。まず、世の中の全員が労働者であるという基準で話しているのが恥ずかしいのです。次に仕事というのは定時に行って、拘束されて、定時に帰るという刑務所のような生活を自分は送っていて、それがアナタも世界中の人間も皆同じです・・というのが前提になっているからこのような質問になるのです。
②お子様はもう就職されてるのですか?
子供が成人していると知ったら必ず訊かれる質問です。これは「お子様はもう奴隷になったのですか?」と訊いているようなものです。自分が奴隷だからといってz世代全員が奴隷になると考えている質問です。
③テレビ観ながらやってください
これは質問ではありませんが、美容院で顔の筋トレを教えてもらうと言われる言葉です。世界中の人がテレビ観てると思っている証拠です。
④どこのキャバクラ行ってますか?
自分がキャバクラに金を使ってストレス解消している男で世界中みんなそうだと思っている証拠です。キャバクラという場所にいったこともありませんし、今後も行きませんし、そもそもイミフなガキやBBAに金を払う理由がありません。何もしなくても周りに知性的な美女がウジャウジャ寄ってくる人もいるのです。
⑤家族サービスしてますか?
これは恥ずかしいというか、労働者として家族と離れて労働させられて家族との時間がないことが前提になっている情けない質問です。
⑥皆でワイワイやりませんか?
これは20代の頃からしばしば受けるお誘いですが、音楽家がワイワイやったら終わりです。インペグ屋(ミュージシャンの手配をする会社)に勤めているヤツはワイワイやらせるのが仕事だと思っています。そして、それが本当に仕事です。どっちが先か分かりませんが、この業界のおかしな所です。
⑦景気どうっすか?
これはアホ質問のトップです。景気左右されるのが人間、景気(傾向)があるという前提が間違ってるのです。相関のないものにバランスをとって、ロングとショートのバランスをとって置けば、「景気」という概念すらなくなるのです。金融リテラシーゼロと言っているようなものです。
⑧こう思うのですが、どう思いますか?
オマエが「思ったこと」が人が聞いて価値あると考えている馬鹿です。例えば、桜を見て「何色ですか?」ならオーケーです。「何色だと思いますか?」もセーフです。「自分はピンクだと思うのですが、どう思いますか?」というのはアホです。オマエがどう思おうが知ったことではありません。
⑨良いギターありますか?
これ最悪の質問です。この答えにギターの名前言うヤツが居たらセットでバカです。
質問は良いギターがあるか、ないかですから答えは「はい」か「いいえ」になります。
そして「良い」は「何にとって良いか」が分かりませんので愚問です。
「インド象が持ち上げるのに良いギターは何ですか?」
だと、ヘッドが大きいバスウッドボディのギターがネックとボディのバランス取れていて持ち上げやすいので良いですよと、答えられます。
まとめ
質問はシンプルに、シンプルに、シンプルに・・・
と、フランクフルトの中学校時代に教わりました。
おしまい