ブルース・フレーズ
正確なピッチが常に「良い」とされる訳ではありません。時には「テキト〜」なのが良かったりもするんです。それがクオーター・チョーキング・フレーズす。4分の1だけチョーキングするという中途半端なヤツです。もちろん、使い方を間違えるとただ下手くそに聞こえてしまいます。その紙一重を狙うのが肝です。
どんなフレーズを弾けば良いのか分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだらテキト〜が良いクオーター・チョーキング・フレーズ3選が分かりますよ。
ベスト3
2つ目の「Q」の記号がクオーター・チョーキングを意味します。ポイントとしては「4分の1ピッチを上げよう!」と頑張るのではなく、「次の4弦7フレットの音に行く準備をしてたら3弦5フレットのピッチがなんとなく上がっちゃったぁ」くらいのニュアンスで弾くと良いでしょう。
ベスト2
このフレーズは締めくくりにクオーター・チョーキングが登場します。イメージとしては「最後の8分音符をしっかり伸ばそうと頑張るがあまりちょっと力が入っちゃってピッチが上がっちゃったぁ」という感じでしょう。
ベスト1
最後から2つ目にクオーター・チョーキングが登場します。ここであえて違う記号を用いました。クオーター・チョーキングは「Q」だけの場合と、「Q.C.」とかかれている場合があります。どちらでも同じですので覚えておいて下さい。このフレーズは4音目のハーフ・チョーキングはちゃんと半音分上げるのですが、クオーター・チョーキングの所は直前の3弦5フレットをもう一回繰り返すだけなので「手持ち無沙汰でなんとなくグニッと力が入っちゃってピッチが上がっちゃったぁ」くらいのニュアンスが良いでしょう。
共通点
上記3つ全てに共通するのは「意識的にクオーター・チョーキングをする!」と考えるのではなく何かしらの原因で「上がっちゃったぁ」というニュアンスであることです。そもそも往年のブルース・ギタリストはクオーター・チョーキングなんて考えていなかったのです。彼らの演奏の中で感極まって上がってしまったピッチ、荒々しく弾いている時に上がってしまったピッチ、タバコを咥えながら弾いてて目に煙が入ったのでしかめっ面をしたら上がっちゃったピッチ、ハーフ・チョーキングをするのかしないのかどっちでもいいやと思いながら感性に任せて弾いた時のピッチなどを、現代の私達が楽譜に起こした時に説明しづらいので「クオーター・チョーキング」と記載したのです。だからそれを正確に再現使用というのはナンセンスですので、「なんとなく、テキト〜」にやるのがいいでしょう。
まとめ
テキト~が良いクオーター・チョーキング・フレーズ3選でした。文字でニュアンスを説明するのは難しいのですが、上記はトータル・ギター・メソッドのブルース編から抜粋されたものですので、本編には動画でもご確認頂けます。
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津本幸司