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私が音楽家の卵にバイトをさせない理由【音楽家コーチング】

音楽家の卵

2007年
ドバイでクソ横柄な態度のナナパパ
(撮影・妻)

私には音楽家の卵であるクライアントがたくさんいます。特に20代の若い卵たちにはバイトをさせません。その理由は・・・

理由

基準が「バイトする人」になるからです。

実話

15年前娘が小学一年生の時にドバイに2,3週間旅行に行きました。巨大なお城のようなレストランがドンッと存在してました。そこに水着でふんぞりがえりながら、私が

「ナナ(娘)はこういう場所のオーナーになればぁ?」

と言い、娘が

「面倒くさいよ、そんなの」

と言い、妻が

「経営は現地の人にやらせて自分や何もしなくていいんだよ」

とヘラヘラ話してました。

ぞろぞろ日本人団体ツアー客がきました。その中に同じように小学生くらいの娘さんと両親がいました。そして団体席の端でチノパンを履いたお父さんが

「○○ちゃんはいつかこういう場所でバイト出来ればいいね」

と言い、娘さんが

「こぼさずお料理を運んだりできるかな」

と言い、お母さんが

「まずは日本の居酒屋で練習してからの方がいいかもねぇ」

と笑っていました。

基準

どちらもほのぼのとした旅行中の家族の会話です。しかし!この6人が現在どうなってるか想像付くと思います。(世間的にどちらが良いかは別の話)

そう、何気ない会話で「自分の基準」を設定してしまってるんです。

このようになるから会話一つ気をつけなきゃいけないですし、あろうことか本当にバイトなんてやってしまった日には、自分の行動を正当化するバイアスが働きます。どんなにマインドセットを正しくしようとしても、自分の行動との認知の歪みを修正しようと下に引きずられるんです。だから、私はクライアントにはどんな大金もらえるバイトでも、すぐに辞めさせるんです。

素晴らしい社長さん達

今年も1月初旬の段階で女の子2人のバイトを辞めさせました。バイト先には私も菓子折を持って同行しました。いずれのバイト先の社長さんも、なんとすんなりと受け入れてくれました。さすが経営者の方々はこのマインドセットがお分かりになるんですね。

ご家族

面倒なのはご家族です。2人のお母さんは「あんた、バイト辞めて生活どうすんのよ!」と責め立てて来るのを想定させて、なんとか心理的バリア張らせて家に帰らせました。ここが一番難しいポイントなんです。

ここさえ乗り越えたら、後はテレビとヤフーを遮断させたら、するするっと成功します。

2ヶ月経過

2ヶ月経過した、今日2023年3月1日時点で、彼女ら2人は音楽仕事をゲットして大忙しです。隙間時間でNFT転売で、効率良く美容代や娯楽代を稼いでます。

「もしバイト続けてたらと思うとゾッとします」と言ってます。

まとめ

基準を高く設定するために緊急行動に出ましょう。

若い音楽家を応援しています。

津本幸司(he/him)

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