お客様
ご質問頂きました。
「ライブなどのお客様とどのようにお付き合いすればいいのでしょうか?正直面倒なのと、細かいリクエストや苦情対応に手を焼いています・・・」
ライブ、セッション、レッスンなどギタリストにはお客様がたくさんいらっしゃいます。お客様のために演奏することは大切です。でも、困ったお客様っていますよね。クレーマーとかモンスター・・・お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストのお客様に対する考え方が分かりますよ。
結論
お客様は選ぶべきです。無条件にお客様を神様と考えてはいけません。
お客様は神様じゃない
ライブ、セッション、レッスンなど全てにおいて、駆け出しの頃は「自分にお金を払ってくれるお客様を一人でも多く!」と頑張っちゃいますが、これだけだと必ず困ったお客様が来ちゃいます。
害虫
お客様の中には「自分は金を払ったんだ!自分が偉いんだ!」という考え方の人もいます。この手のお客様を「害虫」とよびます。この「害虫」がクレーマーになりモンスターに化けるんです。だから徹底的に排除するべきなんです。
どうすればいい?
じゃあどうすればいいか。最初からこの手のお客様と関わらないようにすればいいんです。具体的にはフィルターをたくさん用意します。例えば、ISMギタリスト養成所を例に説明しましょう。
ISMギタリスト養成所はプロ志向限定のギター・スクールです。この時点で趣味ギタリストは入れません。そして1時間2万円です。この時点で金銭に余裕のないギタリストは入れません。そして、資料請求して頂きます。資料には嫌がらせのように、右向くな左向くなと事細かく禁止事項が書かれています。この時点でこれらの禁止事項に目を通せない人は排除しています。そして、体験レッスンに申し込んで頂きます。その時に禁止事項に同意して頂きます。そしてメールにて日程調整をします。この時のメールのやりとりの文章で音楽業界で生きていけるかを判断します。メールのやりとりの最中に半数の方とのお付き合いをお断りします。そして、日程が決まったら体験レッスン料5,000円を振り込んで頂きます。この振込完了にて予約完了であるあため、振込日が遅れたら他のお客様にその日程は取られてしまいます。10人に1人が振込遅れで体験レッスンがなしになります。さあ、体験レッスン当日は秒単位の戦いです。予約時間が14時の場合は、14時丁度に電話をしてもらうようになっていますので、13時59分59秒に鳴ったり、14時00分30秒に鳴ったりしたら、ポイント・オフです。(ぷぷぷ・ぷぷぷ・ぷるるるの時間を30秒猶予持たせてます)そして、スタジオに入って頂きますが、挨拶の仕方、靴の脱ぎ方、座り方、ギターケースの管理などをチェックします。この時点で体験レッスンに来た人の50%が入会不可です。そして5分ほどお話をします。この時点で残った人の中の半数が入会不可です。つまり25%しか残らないわけです。そして、演奏の準備をします。シールドの差し方、アンプの電源の入れ方、音の作り方を確認します。この時点で残った人の半数が入会不可です。つまり残り約8%です。そして体験レッスンを受けて頂き。お帰り頂きます。そして、受講可能かどうかを入会希望者から聞いて頂きます。その後、指導員の私と事務員で徹底的に話し合います。残った8%の半分の方をお断りしています。残り4%です。そして仮入会として1ヶ月受講して頂きますが、4人中3人は継続不可としています。
おわかりになるでしょうか。体験レッスンを受けて、このフィルターをくぐり抜けた1%のギタリストだけがISMギタリスト養成所の生徒になれるんです。厳しいようですが、私、津本幸司が必死になって指導しながらこれから付き合っていくギタリストを選ぶ作業ですので、これくらいのフィルターは必要です。もちろん、このフィルターをくぐり抜けたギタリストはすでにエリート確定したような方達ばかりですので、プロになったようなもんです。
フィルターのないギター教室
これをやらないギター教室はいわゆる「害虫生徒」が溜まってしまいます。ギター教室業界で「害虫生徒の駆除」と呼ばれる作業が必要になります。これがむちゃくちゃ大変なんです。
ただ・・・
こんなISMギタリスト養成所でも年に3回「害虫生徒の駆除」を実施してるんですよね・・・
そんなもんなんですよね。
ライブ
私は少人数のライブが好きですので、20名ほどのライブを実施しますが、お客様との接近戦になりますのでかなりのフィルターを用意しています。まず、16名様分の普通席2万円、4名様分のVIP席6万円と金額設定します。この時点で金銭に余裕のない方はいらっしゃいません。そして、お越し頂くのは2018年までは弊社からお誘いする方のみ。2019年からはトータル・ギター・メソッドの会員様のみにしています。だから「害虫ゼロ」で安全にライブが行えるわけです。そして終了後のお付き合いもクリーンです。(トータル・ギター・メソッドの会員様は完璧な紳士・淑女ギタリストです)
無条件はきつい
無条件にお客様を呼ぶのはしょうがないことでしょうが、無条件にお客様と付き合ってはいけないんです。よくライブのお客様とライン交換したり、SNSでワイワイやり取りしてるギタリストいますよね。
「お客様を大切に」を大義名分に・・・
違うでしょ?そのお客様が離れちゃうのが怖いんでしょ?気持ちは分かります。でも、それやり続けたら「ゴキブリホイホイのようなギタリスト」になりますよ。
まとめ
お客様は選ぶべきです。「自分は金を払ったんだ!自分が偉いんだ!」と考えるクレーマーやモンスターに化ける害虫を排除してクリーンな音楽活動をしましょう。
津本幸司
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