お断り
先に申し上げておきますが、私はお酒が嫌いな訳ではありません。どちらかというと好きな方です、白状すると・・・酒豪です。もちろん運動するからというのもありますが、夜はビール2リットルが食前酒・・・的なヤツです。
たいていこんな酒豪はお酒の一滴ずつを正当化したがるもんです。
なのに、なぜこんなヤツがギタリストの飲み会が無意味というのでしょうか。
心配無用です。
この記事を読んだらなぜギタリストの飲み会が無意味というか分かりますよ。
結論
お酒で作った絆はお酒が消えるまでの命だからです。
お酒で保たれている信頼関係や友情はお酒のないところにはないからです。
例えば初対面だとお酒の席で
「今度一緒に演奏しようね!」
一緒にやることはありません。やったとしても1度キリでしょう。
「趣味合うよね!ライン交換しよう」
数回のやり取りで終わりです。
「今度そっちのライブ観に行くから誘ってよ!」
ホントに誘ったら、相手は「たまたま」都合が悪いと返して来ます。
「詳しいですね!今度教えて下さいよ!」
実際に教えてほしいはずありません。
バンド仲間
毎週スタジオで集まった後の飲み会
これを有意義に思っているバンドメンバーがいるでしょうか。音楽で作れなかった絆がお酒で作られることはありません。音楽で保たれなかった信頼関係や友情がお酒で保たれることもありません。
勘違いしないように
飲み会をするなと言ってるわけではありません。絆を作るため、信頼関係や友情を確認するためにお酒の席を設けることが御門違いだと言ってる訳です。
私の所に年に1,2度くらい良いシャンパーニュが届くことがあります。開封すると飲み切る必要があるのですが、一人ではキツいので音楽仲間3,4人を私の家に何も言わずに呼びます。そうすると、半分くらいが車で来ちゃいます。つまり、そもそも飲むつもりがないんです。
「おまえ、酒出すなら言えよぉ!車で来ちゃったよぉ」
と、よく怒られます。もちろん私は
「いい歳こいたオッサン3,4人がこんな時間に紅茶飲んでたらキモイだろ~が!」
と、言い返します。そしてお構いなしに車でない半数の仲間は飲みまくります。
そんなことがしばしばです。そもそも酒で作られた絆や信頼関係や友情じゃないので、お酒があろうがなかろうが関係ないんです。
このような絆や信頼関係や友情ができてないのに飲み会を開いてなんとかしようとするのは間違いです。できたとしても浅い絆や信頼や友情になってしまいます。
なぜこんな記事を?
なぜこんな記事を書くのか。20代前半の方からたくさんご相談頂くからです。しかも1人や2人ではなく結構多くの方からご相談頂いてます。
「音楽仲間同士の飲み会・・・キツいんですけど。やっぱアレって大切ですか?」
これに関しては様々な環境があるので、一概に答えられないのが毎回つらいところです。でも、私個人の意見としては「大切ではない」と思います。
まとめ
音楽で作れない絆がお酒で作られることはありません。音楽で保たれない信頼関係や友情がお酒で保たれることもありません。苦痛を味わってまでお酒を飲むのは身体に良くないので、理由を付けて帰りましょう。なんだったら、スマホでこの記事を見せて「津本幸司がこう言ってるから俺帰るわ」と、私のせいにすれば良いでしょう。
若いギタリストを応援しています。
津本幸司
日本一まともな紳士的ギタリストが集まる場所を作りました。トータル・ギター・メソッドのご購入者様限定で参加できます。