成長意欲
この記事を読む音楽家はプロ・アマ問わず、音楽活動において成長意欲を維持できないからでしょう。私が多くの音楽家を育ててきた音楽家コーチングをご自身で行うセルフ・コーチングにて成長意欲を維持できます。
1.自己分割
自分の得意と不得意を同時に全体像として見ると、不得意に目が行き成長意欲が失せます。得意と不得意を分割し、得意分野はより伸ばし、不得意分野は改良すればいいわけです。バグズ・ヴューよりバーズ・ヴュー、つまり虫の視点より鳥の視点。
2.指導者を持つ
自分の不得意分野を受け入れて指導者に指導を仰ぎます。この指導者とはコーチではなくティーチャーです。私自身19歳のころからコーチとティーチャーは別にいました。今も両方から指導頂いています。コーチ(ロビンズ氏)は音楽専門ではありませんが、ティーチャー(ジョン・フィン氏)は音楽専門です。あえて横柄な言い方をするとコーチの教えを元にティーチャーに指導を仰ぐ方法が最も効率がいいのです。私自身が目指したのはコーチ兼ティーチャーでした。読者が自分自身をコーチとするのであれば、自分がどのティーチャーにどのように指導を仰ぐかを考えてもらいたいです。ご自身がコーチとしてマクロを見られるなら、そのティーチャーはミクロの指導を仰ぎましょう。
3.逆境をチャンスに
不得意分野は何かしらのトラブルを招きます。そこで逃げたり、辞めたり、隠れたりする行為は簡単であると同時に最も傷が浅くて済みます。ただ、トラブルから逃げたら学びもなければ、逆境をチャンスに変えることなどできるはずもありません。当然成長意欲も激減します。逆境こそが自分自身というコーチの出番だと思い、何を学ぶか、何を改良するか、何を転換させるかを自分という音楽家のために考えてあげましょう。逆境にいる自分を「メタ視点で捉える音楽家コーチに自分がなる」というのがポイントです。
まとめ
上記3つの方法が成長意欲の維持を求める音楽家の参考になれば嬉しく思います。
津本幸司
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