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音楽家の能力改革はパターン・イン・パターン探し

音楽能力改革

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音楽家の能力改革。この記事をお読みになっている大人の音楽家はきっとあらゆる能力改革を試みたことでしょう。そして上手く行かないことが、さぞ多いことでしょう。「能力改革さえできれば紅白出場も夢ではない」こんな言葉をメンタル・トレーナー及びコーチングをしていたクライアントに言いました。そして、数年後の大晦日に登場して泣かせてくれました。

あなたにも適切なメンタル・トレーナー及びコーチが見つかればいいのですが、見つからない場合は自分自身をコーチングする必要があります。私自身が多くの音楽家を育ててきた音楽家コーチングの方法を、自身で行うセルフ・コーチングに適応することにより音楽家の能力改革が可能になります。

結論

表題にもある通り、音楽家の能力改革はパターン・イン・パターン探しを徹底することです。

パターン・イン・パターンとは

パターン・イン・パターンとは文字通りパターンの中のパターンであり、大きなパターンの中に潜む小さなパターンを意味します。例えば、音楽能力改革のために

  • ①楽器演奏能力を伸ばす
  • ②楽曲解釈能力を伸ばす
  • ③音楽理論知識を増やす

と決めて毎日のルーティンに組み込んでいるとしましょう。これが大きなパターンです。この大きなパターンが間違ってる音楽家はそういないものです。ほとんどが正解です。もちろん上記3つも正解です。

ただ、その内部に小さなパターンが隠れているんです。パターン・イン・パターンを見つけるプロセスは「自分のさまざまなミスやストレスの奥底に潜む共通した特徴が何か」を探して行きます。例えば以下のようなものです。例として各項目に5つずつあげます。

①楽器演奏能力を伸ばす

  1. 音階練習をしている
  2. 分散和音練習をしている
  3. 即興演奏練習をしている
  4. 自分が満足いくまで練習している
  5. 演奏速度を限界まで上げている

②楽曲解釈能力を伸ばす

  1. 読譜練習をしている
  2. 聴音練習をしている
  3. クリティカル・リスニングしている
  4. 他の仕事中に音楽を聴いている
  5. ネットで他人の評価を見ている

③音楽理論知識を増やす

  1. 音楽理論書を読んでいる
  2. 楽曲を分析している
  3. 有識者に質問している
  4. ネットで答えを見つけている
  5. 他人の知識レベルと比較している

間違いがある

上記は分かりやすいように並べました。お気付きのように各項目の4.5.が間違っているパターンです。これらのせいで、いつまで経っても能力改革できないのです。ひとたび見つけてしまえば、その無意味なパターンを断ち切ります。これが能力改革の始まりです。

実際には

実際には専門用語で「トリガー・ビヘイビアー」と言い、これらの悪いパターンに陥っている理由、断ち切れない理由は「きっかけとなる行動」があるんです。それは周りからは分かりません。例えば上記の③の4であれば、音楽理論知識を増やそうとしている時に「常に机の上にスマホを置いている」などの行動によって引き起こされてます。これをご自身で見つけるのが最初の仕事でしょう。

まとめ

音楽能力改革を試みる音楽家はパターン・イン・パターン探しを徹底し悪いパターンを断ち切って下さい。

この記事が全ての音楽家の能力改革の役に立てば嬉しいです。

津本幸司

ご自身をコーチングする方法は海の日の音楽家のコーチング・セミナーにて徹底指導します。現段階ではトータル・ギター・メソッド会員様に限定しておりますが、先行情報希望の方は「7月先行情報希望」とメールして下さい。asiansoundinternational(アットマーク)gmail.com

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