自己改革
この記事を読む音楽家はプロ・アマ問わず、音楽活動の自己改革を求めているからでしょう。私が専門としている音楽家コーチングをご自身で行うセルフ・コーチングにて推し進めることが可能です。自分の音楽活動時間への投資と結果のパターンを見極め、行動パターンを変えることが必要です。自己改革は待つ物ではなく、自分で推し進めるものです。その方法を見て行きましょう。
1.情動を知る
情動とは怒り、恐れ、喜び、悲しみなど感情であり、自分の情動にどのようなパターンがあるかを考えます。自分より優れた人をみて憧れる人もいれば、嫉妬する人もいます。全てが反応している自分の情動であるため、それを知るのが第一ステップです。
2.情動を利用する
自分の情動をどのように変えたいかを考えます。嫉妬してる自分を優越感に浸るように変えたいのか、劣等感を向上心に変えたいのかなどを利用して、推進力につなげます。つまり、スタートはしても続かない人が多いのは上面の動機しかないからです。
3.触媒を作る
触媒とは自分自身は変わらず相手を変える物質です。私は音楽家コーチとして私自身は変わらずクライアントを変えて来ました。「この音楽家なら絶対できる」という確信のもとでコーチングし実現してきました。まさにコーチとして触媒になってきた訳です。セルフ・コーチングでは自分自身を触媒にする必要があります。そのためには「自分という音楽家なら絶対できる」という心の勢いが必要です。
注意:避けるべきこと
自己改革で避けるべきことは「逆戻り」です。逆戻りとは普段の非生産的な行動を意味します。逆戻りは心の勢いが衰えた時に襲ってきます。楽をしようとするのは人間である限りしょうがないことです。従って、常に最大限の動機を維持し、心の勢いを失わない必要があります。
4.目標を感じる
私は英語でゴールという言葉を使わずマイルストーンという言葉を使っています。ゴールしたらそれで終わりという印象になるからです。これは言葉の問題であり、目標は目標です。この目標を達成できるということをあらかじめ感じておく必要があります。つまり目標達成した気分を先に味わい、後から具現化するという順です。
5.小さく設定する
大きな目標を一気に達成しようとするのではなく、小さなステップに分けます。私達はこの小さなステップをバイト・サイズ(一口サイズ)・ステップと呼びます。自分にとって、このくらいなら達成可能という小さな成功体験を積み重ねてから具現化することを繰り返すと良いでしょう。
まとめ
上記の5ステップが自己改革を自身で試みる音楽家の手助けになれば、大いに嬉しく思います。
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