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音大を出ても音楽家になれない本当の理由|音楽家コーチング

音楽家

音楽家になりたいからと音楽大学に行ったり、音楽の専門学校に行ったりしても音楽家になれないんです。以下の話は私のコーチであり師匠であるトニー・ロビンズの受け売りです。そしてそれを私自身が20年以上音楽家コーチングとして実践してます。全て正しいことが立証されています。

早速その理由を述べます。

理由

理由は音楽家になるには8割が心理、2割が実技だからです。

学校

2割の実技というのは楽器の演奏、理論的解釈、作曲などの実際の音楽行動すべてを意味します。音楽大学を含む音楽を教える学校はその2割を教える場所なのです。どれだけマスターしても2割は2割なんです。私もバークリー音楽大学を首席で出ており、世間はバークリー首席だからプロになったと思っているようですが、それは表面的な2割に過ぎません。音楽の師匠であるジョン・フィンにも私がその考え方をトニー・ロビンズから教わっていることと、その8割の心理をトニーと勉強していることを知っていました。99年にデビューした後は立場が逆転し、その8割の心理をジョンに教えるようになりました。

8割の心理とは

学校でどれだけ頑張っても音楽家として2割しか身に付かないという主張自体は分かって頂いたと思います。ではその8割の心理とは具体的に何なのでしょうか?

簡単に言うと「どのような目標に向かって、どこまで本気で、どこまで集中して、どこまで達成可能と感じていて、どこまで細かく階段を作っていく覚悟があって、どれだけ叩きのめされても起き上がる準備がでてきてるか」ということです。

具体的に

その8割の心理を一気にマスターしようとするのは不可能です。システマチックにステップ・バイ・ステップで進めていく必要があります。さらに万人に当てはまるシステムが存在しないため、そのシステムを作る方法を知ってるコーチに、自分専用にそのシステムを作って貰うしかありません。具体例を挙げると、音楽家になりたいと思ってる人がフォーカスしている内容が「低収入にならないかな?」と言う「心配」なら、その心配に向かってまっしぐらに進んで低収入で終わります。「皆からバカにされないかな?」と「恐れる」なら、その恐れに向かって一直線に進んでいきます。まずはフォーカスする内容を自分の目標にします。それを詳細まで明確にして、そこに向かう為にどのようなステップがあるかを書き出します。そして良いことだけでなく最悪の事態も想定し、障害も書き出し、対処法も書き出します。これは11月の音楽家になるためのセミナーで具体的に5時間掛けてワークとして私と一緒にやる内容です。この順番を間違えたり、分量を間違えたり、時間配分を間違えてるからほとんどの人が音楽家になれないんです。

注意点

注意点として、この8割の心理に関しては、コーチングに何年も掛かるのと、めまぐるしく変わる世界情勢に合わせて行く必要があるのと、知見のアップデートが頻繁であるため、一回やったらハイ、オッケーとなるようなものではないんです。私自身毎年コーチングしてもらっています。11月の音楽家になるためのセミナーを毎年受講する方がほとんどなのはそれが分かっておられるからです。

2割がなくてもいい

つまり、2割を死に物狂いでマスターしたのに音楽家になれない人が「なぜなんだ!」と嘆くこと自体馬鹿げているんです。当たり前ですよね。100点満点の点数は赤点の20点なのですから。逆に自己流で楽器をガチャガチャ触ってただけの人がスッとプロになったりするのは、ぽっと出の人気グループなどにしばしば起こる現象です。それは8割の心理をマスターしてるからです。たとえその2割の実技を半分しかマスターしてなくてもプロになれます。100点満点の点数は90点取れてるわけですからね。

年齢制限なし

大切なのは、その8割の心理を勉強するのに年齢制限はないということです。私は現在、多くの還暦以上の方達も音楽家コーチングしています。

まとめ

これほどのスピードで変わる時代はなく、未来を予測することなどどんな時代もできっこないのいに、向こう5年だけが確実に予測できるわけです。来る2025年、2030年の5Gとブロック・チェーン時代では本業として、サイド・ビジネスとして、セカンド・ライフとして、趣味として本格的な音楽家を目指してはいかがでしょうか?

GWまでたくさんの方とお会いして相談を受けていたため、安全を考慮し少しの間オフラインで合うのを休止し、GW後の本日から期間限定でメールにて初回相談を受け付けています。くわしくはこちら

津本幸司

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ちなみに「コーチング」という言葉自体は昔からありましたが、コーチングという産業はトニーが作ったと言っても過言ではありません。「音楽家コーチング」というのは私が始め、少なくとも日本では当分の間は私しかできないでしょう・・・とトニーが言ってました。それもそのはず、多岐に渡る専門分野を偶然、そして長年掛けて実践しながらコーチング技術を身に付けないといけないからです。しかし、私は終活中ですので向こう数年掛けて、具体的には2025年を目処にそろそろ後継者を募集します。詳しくは事務局に「後継者志望詳細」とメールお待ちしています。