アルペジオ
この記事でご紹介するアルペジオとはリード用のアルペジオです。つまり音を1つ1つ分離させて弾くアルペジオです。最も人気がなく、最も重要な項目であると私は繰り返し述べてきています。ツイッターやこのブログだけでなく、講義はもちろんのこと、書籍や雑誌でも20年以上延べ続けています。
「わかったよぉ。でもなんかやる気になれないんだよねぇ。なんかやる気になるのちょこっとだけ教えてもらえないかなぁ」
とか思ってる人が多いんです・・・
説教するのも手ですが、逆にリクエストにお応えするのもいいかと思いました。
ホントにそんなアルペジオあるの?って思いますよね。
心配無用です。
この記事を読んだらモテるアルペジオ3選が分かりますよ。
ベスト3
ナインスのテンションを追加します。しかし、ナインスを追加するだけではモテません。弾く順序を工夫します。ルート、3rd、7th、3rd、ナインスの順で弾きます。これでモテること間違いないです。
ふざけてると思うでしょ?
誰も異性にモテるとは言っていません。一緒に弾いてくれるミュージシャンにモテるんです。このアルペジオには5thがないんです。5thをボイシング(コード・トーンの並べ方みたいなもの)に入れると他人と綺麗に響かないことがあるんです。そこを弾かない配慮ができてて、さらにオシャレなナインスを足せるギタリスト・・・モテます。
ベスト2
イレヴンスのテンションを追加。ただし、イレヴンスを追加するだけではモテません。弾く音とその回数を工夫します。ルート1回、5thを2回、高いルートを2回、イレヴンスを2回、さらに高いルートを1回。これでモテるでしょう。
このアルペジオには3rdがないんです。3rdと11thは犬猿の仲と言っても良いでしょう。理論的な話はあえてしませんが、「11thは3rdの代わりに入れる」と考えた方がオシャレに響きます。(コードを弾く時は別ですよ。詳しくはトータル・ギター・メソッド理論編をお読み下さい)
ベスト1
サーティーンスのテンションを入れます。もちろん弾き方を工夫します。5th、7th、3rd、高い7th、サーティーンスの順です。これでモテ過ぎて「モテ死」するかもしれません。あろうことかルートがないんです。
「このコードのアルペジオが何であるかを君に示すのにルートを弾く必要なんてないさ」
と、言ってるようなものです。
ただし!やり過ぎ注意です。上記のセリフを3回繰り返したらちょっとひいちゃいますよね。チョロっと弾くからオシャレでモテるんです。
まとめ
モテるアルペジオ3選でした。
私が発明した訳ではありません。私は師匠のジョン・フィンから教わりました。ジョン・フィンはバークリーのギター科創立者のウィリアム・リービットから教わりました。伝承された本物がそう、トータル・ギター・メソッドです。クリックして下さい