ギターのアルペジオ
スケールとはドミソを弾くことを意味します。たかがドミソ、されどドミソなんですよね。アルペジオの練習にはコツがあるんです。
よく分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、アルペジオの練習のコツが分かりますよ。
コツ
アルペジオ練習のコツは2種類の練習に分ける。
その2種類とは
- ギターの構造を把握してフィンガーボードを見ずに弾けるようになる練習と
- 素早いアルペジオ・パッセージを弾く練習です。
昨日のスケールの記事をコピペしたように見えるでしょ?それこそがポイントなんです。同じなんです!
1.フィンガーボードを見ずに弾く練習
こちらの練習は「ポジション」というものを覚えます。簡単に言うと、どのフレットをどの指が担当するかってことです。特定のフレットを弾く指さえ決めてしまえばいちいちフィンガーボードを見る必要ありませんものね。
人差し指を2フレット担当、中指を3フレット、薬指を4フレット、小指を5フレット担当にして、さあ、CMaj7のアルペジオを弾いて下さい!・・・弾けましたか?次はG7は?・・・その通り、人差し指を1フレットまでストレッチしないと弾けない音が出てきましたね。じゃあ、次はAm7!覚えにくい形ですよね・・・って感じで練習します。これをすることで一度ギターを触ってしまえば「その場所でありとあらゆるアルペジオ」が弾けるようになります。
2.素早いアルペジオ・パッセージを弾く練習
これは斜め移動を覚えます。例えばCMaj7だと6弦7、8フレットを弾いた後、5弦7、10フレットを弾きます。これでCMajの完成です。(実際には7thから弾いています)この形を4弦9フレットから、2弦12フレットからやれば3オクターブの斜め移動CMaj7の完成です。簡単でしょ?これ往復するのも簡単ですし、高速で弾けますよ。アルペジオの響きも覚えられるし、ポジション移動にも使えるのでかなり万能です。
やっちゃいけないこと
上記2つの練習をする時に反対側の目的の練習してはいけません。つまり、1.フィンガーボードを見ずに弾く練習をしているのに超高速で弾こうと頑張ったり、2.素早いアルペジオ・パッセージを弾く練習をしているのに、楽譜を凝視して読譜やアドリブをしてたりしてはいけません。すごく遠回りの練習になっちゃいますよ。
上級者は実践に応用しながら
上級者は単に練習するだけでなく「実践に応用」しながら練習して下さい。つまり、アドリブをしながら、ポジションや斜め移動のどちらをいつ使うか考えて練習して下さい。きっと、素早い判断能力が身に付きますよ。
まとめ
アルペジオ練習のコツは2種類の練習に分ける。
- ギターの構造を把握してフィンガーボードを見ずに弾けるようになる練習と
- 素早いアルペジオ・パッセージを弾く練習です。
参考になれば嬉しいです。
当然ながらトータル・ギター・メソッド【アルペジオ編】では上記を個別にそして上級者にも対応するように実践例も各スケールごとに記載しています。是非ご利用ください。
津本幸司