ギターのスケール
スケールとはドレミファソラシドを弾くことを意味します。たかがドレミファソラシド、されどドレミファソラシドなんですよね。スケールの練習にはコツがあるんです。
よく分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタースケールの練習のコツが分かりますよ。
コツ
スケール練習のコツは2種類の練習に分ける。
その2種類とは
- ギターの構造を把握してフィンガーボードを見ずに弾けるようになる練習と
- 素早いスケール・パッセージを弾く練習です。
1.フィンガーボードを見ずに弾く練習
こちらの練習は「ポジション」というものを覚えます。簡単に言うと、どのフレットをどの指が担当するかってことです。特定のフレットを弾く指さえ決めてしまえばいちいちフィンガーボードを見る必要ありませんものね。
この練習をすると読譜をする際に視線を楽譜に置いてても弾けますし、コード進行を見ながらスケールの音を半音上げ下げすべき時にも対処しやすいんです。
2.素早いスケール・パッセージを弾く練習
これは「スリー・ノート・パー・ストリング・スケール」というものを覚えます。簡単に言うと、1本の弦につき3音ずつ弾くと言う意味です。ギターの構造上、上記のポジションだとどうしても1本の弦に2音弾く弦が登場しちゃうんです。だからそこだけピッキングの回数が変わってしまい弾きにくいんですよね。3音ずつにすることで素早く弾けます。
やっちゃいけないこと
上記2つの練習をする時に反対側の目的を練習してはいけません。つまり、1.フィンガーボードを見ずに弾く練習をしているのに超高速で弾こうと頑張ったり、2.素早いスケール・パッセージを弾く練習をしているのに、楽譜を凝視して読譜やアドリブをしてたりしてはいけません。すごく遠回りの練習になっちゃいますよ。
上級者は実践に応用しながら
上級者は単に練習するだけでなく「実践に応用」しながら練習して下さい。つまり、アドリブをしながら、ポジションやスリー・ノート・パー・ストリング・スケールのどちらをいつ使うか考えて練習して下さい。きっと、素早い判断能力が身に付きますよ。
まとめ
スケール練習のコツは2種類の練習に分ける。
- ギターの構造を把握してフィンガーボードを見ずに弾けるようになる練習と
- 素早いスケール・パッセージを弾く練習です。
参考になれば嬉しいです。
当然ながらトータル・ギター・メソッド【スケール編】では上記を個別にそして上級者にも対応するように実践例も各スケールごとに記載しています。是非ご利用ください。
津本幸司