絹道
最後の制作から15年もう制作発表はするつもりありませんでした。創造と想像が真逆に動いていたからです。
もちろんタダの老後の趣味であり、これからは営利活動はしませんし、ライブもしません。
(注意:メディアも一切お断りです。仕事関連の連絡も一切受け付けません。業界の方は津本幸司は死去したと思ってください。いつもスタッフが非常に迷惑しています)
唯識思想
末那識と阿頼耶識を根底に考えること、つまり潜在意識を顕在意識的に考えることに無理が生じている現状がありました(現状と玄奘を掛けた親自虐)
表層意識
観念としての意識は作りだし、舌識は研ぎ澄ませ、身識は日々磨き上げ、眼識は美的感覚に繊細になり、鼻識はワインで磨き、耳識は音楽と音響で磨き上げた・・・
その結果、何も無いことが分かり、全部心が作り出しているということは分かったけど、それを音で表現するというのが矛盾します。
深層意識
表層意識を制御して深層意識を制御する方向自体間違ってるのかも知れません。
奈良出身
奈良県奈良市に生まれて、薬師寺と興福寺を当たり前の存在として育った身としては、五姓各別もまた当たり前のように感じていました。
春日大社と興福寺が神仏習合の形で存在しているのを幼稚園の遠足で見せられ、サザエさんのテーマのように般若心経と唯識三十頌を唱えるのは、思い返せばいささか不思議な行為です。
世界
インドと奈良か、中国と奈良か、イランと奈良か、アメリカと奈良か、ヨーロッパと奈良か・・・楽器の音響特性の融合を検証しても、答えが出ずにいました。
色か
色(いろ)です。この文脈だと「しき」と読みたくなりますが、「いろ」です。絹道シリーズの制作のきっかけとなった平山郁夫先生の描いたシルクロードの絵が薬師寺にあります。あの紺色、青色、あの色味こそが求めているものです。共感覚がない私には音では表せません。
それが重低音であると思っていました。結果的にスペクトラムを見てこじつけただけでした。
ない
恐らく何もないんです。だから音楽にはできません。一つだけできるとしたら、上記を考えている自分の頭の中を音にすることです。でも色がいる。
慈恩大師的に
知能の方向的に玄奘よりも慈恩大師方向で(いささか無礼ですが)音楽制作するのが性に合っていると思います。
まとめ
色を探求してみようか
青か
www.youtube.com津本幸司
理念的なことは伝わらないですが、メカニックな部分は公式LINEで公開します。
技術的な部分はトータル・ギター・メソッドⓇにて