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芸術家が避けるべき金融の机上論

統計

統計学はアノマリーを生み出します。アノマリーとは満月の日に株価が上がるとか、正月はご祝儀相場で日本株全体が上がるとか、株価が下がると金が上がるとか、債権と株は反対の動きになるとかの説明ができないような事象のことです。これが統計分析をすることであたかも科学的に正しいかのように見えてしまうんです。

アノマリーが生まれる手順

統計分析にはデータが必要です。「満月の日に何かしらの薬を飲んでる人が多い」仮説があるとします。満月の日に大きな総合病院の前でアンケートを取ります。「今日は薬飲みますか?」「飲む場合はその薬はなんですか?」そうすると飲む人と飲む薬の種類のデータが集まります。これを散布図で見るんです。そして相関係数を算出したり、回帰分析を行います。そうすると「満月の日には血圧の薬を飲む人が多い」という結論が正しい数値で証明されてしまうんです。これでアノマリーの完成です。

これを偉い人が発表するから信じてしまいます。よく考えたら、そもそも病院の前でアンケート取ってるんだから、そりゃ皆薬くらい飲むし、入院じゃなくて帰れる人だから血圧の薬くらいだろうなぁというのも明らかです。データ収集の方法などを明らかにせずにグラフだけ見せられたら普通の人は信じてしまいます。このようなアノマリーが金融でたくさん生まれて皆がコテンパンにやられてるわけです。

聖杯

早期リタイアした私達全員が知ってるのは、正しい投資先や、大勝ちする秘密を知るのではなくて、「何も分からないことを認めて10個の相関のない投資をする」これが2010年にホーリーグレール(聖杯)だと間接的に教わりました。実践して2014年3月(39歳)でセミリタイアできました。

www.youtube.com2019年にドバイの講演でもレイ・ダリオが話してます。39分50秒で泣けない人は別の意味で泣くことになります。統計の知識が必要ですが、リスクとはボラティリティを意味し、10%の利益か損失を想定し、その標準偏差(standard diviation)のグラフです。分からんヤツは一生分からんから無視して大丈夫よ。

簡単

「じゃ、簡単じゃん!」って思うでしょ?簡単なんです。ドバイの金持ちも納得してるでしょう。でもやらないのが世界の人々、つまり人間です。その理由はやらないのも簡単だからです。

机上論ではない

この論理は机上論じゃないんです。なぜならばこの人はプラクティショナー、つまり学者ではなくて実践してる人で、結果を出し続けてる人で、友達思いだからです。全てはこの2冊の本に集約されています。こんなの出して良いんだろうか。

まとめ

世間の構ってくんが机上論で作り出したあらゆるアノマリーを遮断して、結果を出してる人、そしてそれを真似した人の言うことを聞くといいでしょう。

ってゆってんのにやんねぇんだよなぁ・・・(苦笑)

津本幸司

1月の「芸術家の投資トレード・セミナー」やる可能性が出てきました。手取り足取り教えます。先行情報希望の方は「1月先行情報希望お名前」とメール下さい。色々たくらんでるのでちょっと一般募集前に先行情報希望者だけで埋まったらすみません。ま、少人数で勝ちましょ♫遅いヤツは「遅さ」が感染するから無視しよ〜ぜぇ♡

asiansoundinternational(アットマーク)gmail.com