ギターの価格
4億2千万円のギターがあります。4,5年前に落札されたデヴィッド・ギルモアというギタリストのストラトキャスターです。
ヤフオクで千円のギターもあります。
いくらのギターを買うのが正解でしょうか?
お知らせ
音楽家コーチング記事はnoteに引っ越ししました
結論
10万円のギターを買うのが正解です。
根拠
「10万円なんていう金額を言い切っていいのか?」と思いますよね。いいんです。価値観なんて人それぞれです。
まず、木材、機械部品の原価と、制作する労力、企業の利益、流通の手間、販売店の利益などを計算すると10万円で皆がハッピーなようになっています。
それ以上は、「価値を感じる人だけ値段を上げれば大丈夫」です。
例
10万円の黒いストラトキャスターがあったとします。どうしてもピンク色が欲しくて、それが11万円だったら買うと思います。でも、30万円だったら「別にピンクじゃなくていいか」と感じると思います。このような自分の「何にいくらくらいの価格を上乗せしてもいい価値を感じるか」で判断します。
分からない
私がよく行く「銀座久兵衛」という明朗会計のファミレス的お寿司屋さんのメニューが以下です。
伊賀 | 22,000円 |
---|---|
備前 | 27,500円 |
魯山人 | 33,000円 |
全部食べ比べましたが、違いは分かりません。そして、伊賀と魯山人に11,000円の違いも感じません。どうせ酔ってますし。ちなみに行動経済学のテクとして真ん中のコースが最も選ばれやすく、最も利益が出るように仕組んであります。だから一番高いコースが最もお得なのです。しかし、店側も最も選ばれやすいコースに力を入れています。コンサルタントが集団で計算し尽くしていますので、一周回って真ん中のコースを選ぶのが得策なのです。
ギターも同じ
どうせ10万円以上のギターの価値なんて分かりません。
円
何が18,900円の違いの生んでるのでしょうか?色?艶?技術?全く分かりません。こじつけて説明する楽器屋さんがいるでしょうけど、本当の所はメーカーの内部の人も分かりません。
だから10万円以上は好みで払えるだけ払ってください。
粗悪品
30万円が良い音で、10万円が粗悪品というわけではありません。10万円出したら粗悪品は避けらる最低ラインです。
例外品
もともと10万円を切る粗悪品なのに、負荷価値で値段が10万円以上になっているギターは粗悪品の可能性があります。例えば、3万円の初心者セットのギターをタレントのサイン入りだからと言って15万円で売られている場合などです。しかし、これは粗悪品ですが、そのタレントのサインに価値があると感じたのなら何の問題もありません。
まとめ
バイトで10万円稼いで、そこから欲しいギターの付加価値に幾ら追加で稼いで払うか考えて下さいね。
津本幸司
プロを目指す方は是非、この本どうぞご利用ください。
たくさんの方にご利用頂いています。49,800円もしますが、上達すること間違いないと思いますので、是非この教材どうぞお使い下さい。他の教材は一切不要です。