練習時の音作り
ご質問頂きました。
「ギターの練習する時は歪ませた方が良いのでしょうか?クリーンの方が良いのでしょうか?」
よく分かりませんよね。お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギターの練習時は歪ませた方がいいが分かりますよ。
結論
何を練習するかによって歪ませるかクリーンかを決めましょう。
クリーン・サウンド
例えば以下のような場合はクリーン・サウンドがオススメです。
- ピッキング・スピードの確認
- ピッキングの深さの確認
- ピッキング・アングルの確認
- ピッキングのタイミング確認
- スケールのダイナミックス・バランスの練習
- アクセントの練習
- フィンガリングとピッキングの同期練習
- ミュートとハーフ・ミュート練習
- スウィープ・ピッキングの練習(タイミング)
- コードの練習
- ダブル・ストップ(音を二つ弾く)時のタイミング練習
- カッティング練習
上記は歪ませてしまうと確認しづらかったり、ごまかされたりしてしまいます。
歪ませるディストーション・サウンド
以下のような場合は歪ませるディストーション・サウンドがオススメです。
- ロック・リフの雰囲気確認
- サステインの確認
- 音価の確認
- フィンガリング・ノイズの確認
- パームミュートで余分な音を消せてるかの確認
- スウィープ・ピッキングの練習(重複して鳴ってないか)
- スライドのスピード確認
上記はクリーン・サウンドだと確認しづらかったり、ごまかされたりしてしまいます。
つまり、クリーン・サウンドも歪みのディストーション・サウンドも練習時には一長一短があるってことです。
生音もあり?
意図的に生音で練習するのがオススメの場合もあります。例えば音を覚える練習、フォームを覚える練習、曲を覚えるなど、何かを覚える時などはわざわざアンプにつなぐ必要はないでしょう。もちろん、お母さんが隣の部屋で寝てるとか、アパートで深夜に練習するとか、ご自身の環境で生音を選ぶ必要もあると思います。私自身、海外のホテルで練習する時は生音です。以下の動画でご覧頂けます。
https://www.youtube.com/watch?v=QP-rlWFGnpg
まとめ
ギターの練習時は歪ませた方がいいか?何を練習するかによって歪ませるかクリーンかを決めましょう。
「この場合はどっち?」
という質問が生まれてくるでしょうから。その都度、私に質問して下さい。重複した質問があっても気にしないで質問できるのがトータル・ギター・メソッドの特徴です。だって「よくある質問を読んでから質問しろ!」的な企業って不親切だと思いません?「そんな時間ねぇよ。面倒がらずに、さっと答えてくれよ」って思いますよね?同感です。
そして「こんなこと質問して良いんだろうか?」と考えることを「一切不要!」にしました。初心者も上級者も気軽に質問して下さいね。
津本幸司