ギターアンプ
適当に繋いで、適当にボリューム上げてからのぉ・・・ギターのボリュームを上げて・・・
セ〜ノッ!
ドカン!
後ろにぶっ飛んで家具を崩壊・・・これは映画の世界でのみ許される行為です。(1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」)
ホントにやったら耳壊します。自分の耳ならともかく回りの人の耳もいかれてしまいます。
じゃあどうやるの?
心配無用です。
この記事を読んだらギターアンプの設定手順が分かりますよ。
手順①
アンプのつまみを全部0(左に振り切った状態)にします。
手順②
ギターのボリュームを0(左に振り切った状態)にします。
手順③
ギターにシールド・ケーブルを挿します。
手順④
アンプにシールド・ケーブルを挿します。
手順⑤
アンプの電源を入れます。(チューブ・アンプの場合はスタンバイ・スイッチは電源を入れた1分後に上げましょう)
手順⑥
ギターのボリュームの最大にします。
手順⑦
アンプのイコライザー(トレブル、ミドル、ベースなど)を真ん中(12時の位置)に設定します。プレゼンスのつまみがある場合は触りません。
手順⑧
アンプのゲインを「ちょっとだけ」上げます。
手順⑨
アンプのボリュームを「ちょっとだけ」上げます。
手順⑩
6弦をチョンチョンチョンと弾いて音量確認をします。アンプによってはこの時点で爆音になってる機種もあるので、決してコードをぶっ放してはいけません。
手順⑪
音量感が足りないなぁと思ったらゲインとボリュームを「もうちょっとだけ」上げます。
手順⑫
手順⑩と手順⑪を繰り返して「ちょっと小さいかなぁ」くらいの音量感にまで調整します。
手順⑬
コードを弾いてみます。この時に「ちょっと物足りないくらいの音量感」にしておいて後の「上げしろ」を残しておくのがポイントです。
手順⑭
単音のスケールを弾いたり、ブルース・フレーズを弾いたり、コードを弾いたりして、「しゃべり声と同じ音量感」になるくらいにします。専門的な単位だと、これでだいたい60㏈です。近所の方も、お母さんも、隣の部屋の弟も文句を言わない音量です。
手順⑮
イコライザー(トレブル、ミドル、ベースなど)を調整します。モコモコしていたらベースを下げます。キンキンしていたらトレブルを下げます。電話みたいな音になってたらミドルを下げます。初心者の方はこのように「イコライザーを下げる方法」で調整するのがオススメです。と言うのも、機種によっては「イコライザーを上げると爆音になる」アンプもあるからです。下げるだけなら自分にも他人にも優しいですね。
ちなみに
弾いているうちに物足りなくなるものです。どんどん上げたくなるんです・・・夏場だと蝉の鳴き声がかき消されていたらデカすぎです。これがだいたい70㏈くらいです。さらに犬の鳴き声がかき消されてたらデカすぎです。これがだいたい90㏈くらいです。防音設備が必要なのはこのくらいからです。
まとめ
早い話が小さい音から徐々に適切な音量感に持って行って、微調整は「下げる」ことで行うというのが安全です。
分からないことがある場合・・・分からないから適当にやってみるというのは危険です。電源を入れる前にトータル・ギター・メソッドで質問して下さい。
耳って・・・1回死んだら終わりですよ。
津本幸司
こちらのメソッドをお使い頂いて安全なギター・ライフを送って下さい。