グルーヴって聞いたことありますよね。
でも詳しくは分からないものです。
心配無用です。
この記事を読んだらギタリストが分かっておくベきグルーヴというものが分かりますよ。
グルーヴとは
定義できないんです・・・私は。
日本語で「ノリ」と訳されますが、「ノリ」って何?といわれても答えられませんよね。
大学の講義では
私はバークリーなどでは「Combination of Continuation and Expectation」継続感と期待感の組み合わせ・・・と説明していますが、これ自体はっきり言って訳が分かりません。
なんか良い感じで、どんどん続けて演奏を聴きたくなる感じ・・・とでも言いましょうか。
東大の方
それとは別に、私の大学院の先輩で東大の大学院に移動された方は、ドラムのグルーヴ感を研究してらっしゃいます。未だに東大での研究対象になるくらい「よく分かってない」ことなんです。
簡単に考えると
もっと聞きたくなったらグルーヴがあると考えて良いと思います。
ドラムの人は
ドラムの人は「スネアをちょっと遅らせるんだよ!」とか、「ハイハットの裏拍を少し弱めにして・・・」とか色々考えていらっしゃいます。そして、「そんな事お考えずに、できるようにならなきゃダメだ」とか、「ちゃんとコントロールできるように、ならなきゃダメだ」とか色々議論してらっしゃいます。
エリック・パーシング
エリック・パーシングが作ったドラムのシーケンスなんかは、細かく16分音符ごとに遅くなったり速くなったり強くなったり遅くなったりが計算されています。シンセのドラムを人間が叩いた良い感じのグルーヴにするにはどうしたらいいかをず〜っと研究した結果ですので、データの中身をじっくり見ると驚くことばかりです。
でも、そんな時間のかかることはオススメしません。
じゃ、どうやるの?
アクセントを色々調整してもっと聞きたくなるように工夫すれば大丈夫です。
例えば
普通の8分音符が1小節あり、それを繰り返すとします。
まず2拍目と4拍目に強めのアクセントを入れて弾いてみて下さい。
少し、良い感じになったと思います。
その後1拍目と3拍目にも小さくアクセントを入れて弾いて下さい。
かなり良い感じでしょう。
最後に4拍目の裏にさらに細かい16分音符を追加して下さい。
かなり変わると思います。
この方法がベストかどうかは分かりませんが、このようにアクセントを試行錯誤することでグルーヴは生まれて行きます。
まとめ
もっと聞きたくなったらグルーヴがあると考えて、アクセントを調整してグルーヴが作れるように工夫して下さい。初心者の方にはオススメしませんが、時間軸の調整(少し早く弾いたり、遅く弾いたり)も加えると高度なグルーヴが作れますよ。