ギターのカッティング
エクササイズ大変ですよね。
どこから手を付けて良いか分かりませんよね。
お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら何からカッティングの練習をすれば良いかが分かりますよ。
結論
右手から練習します・・・って当たり前ですよね。
でも、左手でコードを押さえた状態で練習するから、なんとなくそれっぽくなったり、ならなかったりして、上達してるのかどうか分からず、正しい練習をしてるかどうかも分からなくなるんです。だから最初は左手はミュート(軽く弦に触れて振動を消した状態)で練習しましょう。必然的に楽譜の音符は「X」マークになります。
その練習項目ベスト3を見て行きましょう。
ベスト3
ギターのカッティングはこれに始まりこれに終わるといっても過言でない重要エクササイズです。ダウンとアップをストレート・グルーヴの16分音符で繰り返すだけです。誰でもできそうです・・・が、結構難しいんです。私が運営するプロ・ギタリストを育成するISMギタリスト養成所では、初心者ではなく超上級者にこのエクササイズ項目をレッスン4回に分けて徹底的に指導します。1回1万円のレッスンを4回・・・つまり4万円分の指導を超上級者が受けて音を1つも出してない状態なんです。普通なら逃げ出したくなります。しかしこれを乗り越えた生徒は確実にプロとして活躍しています。
注意点を書き出すとキリがありませんが、代表的なのは
- 腕を振らない
- ちゃんとピックを持つ
- 手首を出す
- 軌道を小さくしない
- こねくり回さない
- 低音弦を全ストロークで弾く
- アップを速く
- ピックを寝かせない
- 深く当てすぎない
などなど、私のカッティング集中講座を受けた方はこの手の注意点がノート何ページ分にもなっていると思います。それだけ重要なエクササイズです。これだけはブログの文章で語りきれない項目です。
ベスト2
楽譜の見た目はベスト3のストレート・グルーヴ同じですが、これは「跳ねる」カッティングです。楽譜の左上のマークが跳ねるコトを意味します。チャカチャカではなくチャッカチャッカになるわけです。スウィングのファンク・グルーヴですのでアメリカ東海岸の造語で「スワンク」と呼ばれたりもします。
ベスト1
ストレート・グルーヴです。ベスト3と同じように見えますが、2、4拍目にアクセントが付いています。これが難しいんです。アクセントは文字通りその音にアクセントを入れる、つまり強く弾くわけです。でも、そもそもギタリストがカッティングをしている時って結構強く弾いているんです。だからさらに強く弾こうとしてもそんなにアクセントが付かないんです。私の経験上たいていの場合はアクセントが入らず「首が前に動いているだけ」になります。気持ちだけアクセントを入れようとしているわけです。
ポイントとしてはアクセント以外の14個の音を小さく弾くようにするということです。間違ってはいけないのは「弾く本数を減らすわけではない」ということです。さらに「弾くスピードを遅くするわけでもありません」。ピックの当たる深さでのみ強弱を調整して下さい。
これができればカッティング・マスターです。
まとめ
いかがでしたか?
最初に練習するべき左手が不要なカッティング・エクササイズ3選でした。
この内容は100項目あるトータル・ギター・メソッドのカッティング編から3つ抜粋したものです。トータル・ギター・メソッドでは実用的な100個の項目を自動的に上達するようにプログラミングして並べました。動画でもご確認頂けます。どうぞ参考にして下さい。
カッティングの重要性に気付いたギタリストを応援しています。
津本幸司
スクールに通うのが苦手なあなたも→トータル・ギター・メソッド