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【意外!】ギタリストの芸術は演奏でも作品でもない!

ギタリストの作品

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(2001年・・・ペルシャ猫と昼寝する娘)

ライブ演奏、収録した演奏音源、録画した動画、・・・これらは確かにギタリストの演奏や作品ですが、芸術ではないんです。よく分かりませんよね。

心配無用です。

この記事を読んだら、なぜギタリストの芸術が演奏でも作品でもないかが分かりますよ。

結論

芸術とは芸術家が作った商品ではない。芸術家が生きることそのものが芸術である。

これは、私の母校(東京藝術大学)の大先輩でいらっしゃる岡本太郎先生の言葉です。「ははあっ!その通りでございます!」と頭を下げたくなります。

作品としてライブ演奏、収録音源、動画、絵画、彫刻、デザインなど、それ自体は芸術家の生き様の過程の中で何かしらの思いがあって作品として残したモノに過ぎないんです。芸術とはそれを制作する芸術家の生き方だということですね。

生き方を確立しろ!

私は大学の時に特殊なメンタル・トレーニング(今でいうコーチング)を受けています。そのコーチに「生き方を確立しろ」としつこく言われました。「22歳の若者に生き方を確立しろと言われても・・・」と思いましたが、22歳なりに考えに考え抜いて、「自分はこういう生い立ちで、こういう経歴があり、こういう思いで音楽をやってきて、こう考えながらギターを弾いてきて、ここを目指して今突き進んでいるだ!そして、その自分が今の記録として残すのがこのアルバムなんだ!」と思いながらデビューアルバムのデモ・テープ(当時はカセット・テープでした)を作りました。

その後、帰国してメジャー・デビューをして、メディアに露出したり、本を書いたり、サポートしたり、プロデュースしたり・・・死に物狂いで活動していました。

たくさんの作品を作りましたが、今振り返ると、各作品は商品ではあるのですが芸術ではないと思います。でも、それらの作品を作るに至った自分の確立した生き方は芸術だと思っています。(もちろんその質は悪いかもしれませんけどねww)

あなたはどうですか?

今、演奏をしているあなたというギタリストはどんな芸術を作ってるんでしょうか?
フェラーリに乗って悠々自適な生活を送りながら優雅に自宅でジャズ・ギターを弾くのもいいですし、カップラーメン生活をしながらメタル速弾き動画投稿もいいでしょう。どんな形でも良いと思います。自分がどんな芸術(生き方)を作っているかを考えて見て下さい。

まとめ

芸術とは芸術家が作った商品ではない。芸術家が生きることそのものが芸術である。
苦しいことがあっても、苦しいことだらけでも芸術として成立すると思いますので、あなたらしい芸術を作って下さい。

津本幸司

私という音楽教育家ギタリストの生き方の集大成がこのトータル・ギター・メソッドです。

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