5の寿命
音楽家には5つの寿命があります。結論を述べます。
- 生命寿命
- 健康寿命
- 資産寿命
- 演奏寿命
- 受容寿命
生命寿命
文字通り生命の寿命です。何歳まで生きるかということです。85歳くらいが日本人ですね。病気をしないように気を付けましょう。
健康寿命
自分の手足で生活できる寿命です。日本では75歳くらいと言われています。つまり、死ぬまでの10年は要介護、寝たきりになる人が多いということです。筋肉を鍛えましょう。
資産寿命
これ少し怖い寿命です。何歳でお金が尽きるかということです。もし85歳で死ぬ運命で、75歳で要介護になって、70歳で資産寿命が来たら悲惨な晩年です。そして、ご家族も悲惨です。どちらかというと、若い方がかわいそうです。日本は社会保障がしっかりしているので、資産寿命が尽きた本人は国がなんとかしてくれますが、現役の若い家族は資産を食い潰されることになります。
だから私は音楽的価値を上げる前に資産形成の準備をするようにうるさく言っているんです。
(2023年6月20日時点で好調のアメリカにあやかって毎日何十万円、何百万円とぼっこんぼっこん資産が増えてる私達音楽家/投資家の真似をするだけでいいって言ってるのに、なぜやらないの?寿命を縮めたいの?つまり、死にたいの?)
演奏寿命
死ぬ直前まで同じように演奏できるわけではありません。衰えます。脳の欲する演奏が、自分の肉体でできなくなる時が演奏寿命です。これが「演奏家としての死」です。
これを維持するにはそもそも技術的に偏った練習をしないことです。自分が求める音楽の形を明確にすることがスタートです。これは11月の「音楽家になるためのセミナー」と、7月の「音楽家のコーチング・セミナー」で学習してください。
受容寿命
どんなに健康で、お金があって、演奏技術があっても、リスナーが「受容」してくれないと意味がありません。リスナーに受け入れられなくなる年齢が受容寿命です。
ここで質問です。
受容寿命を考える以前に「生まれてますか?」つまり、現時点でリスナーから受け入れられていますか?
どんな芸術にもこの問題は付き纏います。生前は誰も受け入れてくれなかったのに、死後受け入れられているという音楽家がたくさんいます。画家で言えばゴッホもそうですね。
これは悲しすぎます。
まとめ
自分の音楽家の5つの寿命を見積もってください。
生命寿命と健康寿命はお医者さんや栄養士と相談してください。資産寿命、演奏寿命、受容寿命は誰に相談するべきか、相談相手を見付けてください。死ぬ前に。
津本幸司
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