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実は知らない便利なドレミファソラシド

CDEFGAB

ギター弾く人って音名のことをCとかDとか言いますよね。
コードの名前も音名もアルファベットですよね。
「エー」の音出せる?
誰でも分かります。
でも、私達ギタリストと、綺麗なヴァイオリンのお姉さんと、革ジャン着たアルトサックスの兄ちゃんと、おばちゃんに囲まれてるテナーサックスのおじさんとが同時に「エー」を弾くとムチャクチャになるんです。
不思議ですよね。

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心配無用です。

この記事を読んだら音名の注意点が分かりますよ。

言語

まず私達ギタリストはアメリカンで、イギリスン(?)な英語をしゃべる人種であることを頭に入れておいて下さい。

そしてヴァイオリンのお姉さんはドイツ語を話す人種と覚えて下さい。

アルトサックスを吹く兄ちゃんは私達より3段階くらい天に近い存在だと思って下さい。

テーナーサックスを吹くおじさんは私達より1段階くらい地底で世の中を支えてくれてると思って下さい。

エーとは

英語で「エー」というと「A」ですよね。
ドイツ語で「エー」というと「E」なんです。
これがややこしいんです。

そしてアルトサックスは移調楽器と呼ばれて、あの人達が「C」を吹こうとしたら、なんと「E♭」音が出るんです。私達より3段階くらい高い音ですね。
だからこのアルトサックスの人がジャズが好きで英語で考えて「エー」を吹こうとしたら「C」がなるんです。
もしクラシック出身のアルトサックスの人なら「エー」を吹こうとしたら「G」が鳴るんです。

テナーサックスの人が「C」を吹こうとしたら、なんと「B♭」音が出るんです。私達より1段階くらい低い音ですね。
だからこのテナーサックスの人がジャズが好きで英語で考えて「エー」を吹こうとしたら「G」がなるんです。
もしクラシック出身のテナーサックスの人なら「エー」を吹こうとしたら「D」が鳴るんです。

もーめちゃくちゃですよね。

解決策

どの楽器が何の言葉を使ってて、何度移調してて・・・というのは覚えられません。覚えなくて大丈夫です。(プロの音楽家を目指す人は覚えて下さい)

2つ魔法の言葉あります。
1つ目はイタリア語の「ドレミファソラシド」です。
これは同語で異音などがありません。
2つ目は日本語の「実音」という言葉です。
これは「ピアノの鍵盤で弾いた音でいうところの」と言う意味です。

使い方としては
「実音のラを演奏しよう!」と言います。

どんな楽器の人も間違いなく同じ音を吹きます。

(細かい周波数設定の違い、440Hz〜442Hzなどはまた今度お話します)

やめた方が良いこと

ギタリストは良くチューニングするときに他の人に5弦のA音を弾いてもらってから自分の音を確認しようとします。
ちょっとエーくれる?
なんてことをよく言います。

こんなことを他の楽器の人に言ったら訳わかんなくなります。

これは英語をしゃべる私達ギタリスト同士でのみ使える言葉だと思って下さい。

ちなみに

Bってなんて読みますか?
ビー」ですよね。
ドイツ語だと
ベー」なんです。
だからなんだよ?と思うかもしれませんが、
ドイツ語のB「ベー」は私達のB♭を意味するんです。
私達ギタリストのBのことはドイツ語で「ハー」と呼びHと書くんです。
まあ、初心者の方は沼にはまるようなもんですので、聞かなかったことにして下さい。

ややこしいんだなぁ!と言うのを知っておけばオーケーです。

まとめ

CDEFGAB・・・
音名の呼び方は他の楽器の人と話すときは通じない時もあると思って下さい。
他の楽器の人と話す時はドレミファソラシドで話すといいでしょう。
移調楽器の可能性がある場合は「実音の」という言葉を付けると間違いないでしょう。

津本幸司

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