暴力
暴力はいけません。殴ること?言葉の暴力?小学生じゃないんですから、そんな話じゃありません。ギタリストが振るってはいけない三大暴力があるんです。知らない間に暴力を振るってしまってたら大変ですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストの三大暴力が分かりますよ。
結論
- うるさい
- 臭い
- 汚い
以上
1.うるさい
私達エレクトリック・ギタリストはアンプの力を借りて大きな音を出すことができます。それを良いことに【自分都合のデカい音をいきなり出すギタリスト】・・・いるんです。ちょっとでも他人が「うるさい」と感じたらそれは【暴力】です。
大きな音だけがうるさいのではありません、意味不明なノイズもうるさいんです。最も多いのが「ケーブルの落下」です。ケーブルの抜き差しをしている時に抜いた【ジャックを床に落とすギタリスト】・・・いるんです。この無意味な「コン!」と言うノイズは【暴力】です。思いっきり殴っても軽く小突いても暴力は暴力なんです。デカい音を鳴らしても不愉快な音を小さく鳴らしても暴力は暴力です。
2.臭い
私達ギタリストは少なからず「スタジオ」という名前の「密室」に入ります。スタジオ設計時にベンチレーション(換気)は重要な要素ではありますが限界があります。臭い人は換気してても臭いんです。これは【暴力】です。体臭や足の臭いギタリストは論外ですが、多いのが「香水と整髪剤」。自分にとって良い匂いでも他人にとっては臭いんです。そして、最悪なのが口臭・・・。これものすごい【暴力】です。なぜ、タバコ吸った後、うがいをせずにスタジオに入る?なぜ、スタジオに入る前の日にニンニク入りの料理を食べる?(厳密には口臭ではなく血液に混じった成分の臭いだそうです)なぜ、虫歯のままスタジオに入る?
③汚い
【汚い】は【暴力】
スタジオに入る時に高い洋服を着る必要はないでしょう。でも、清潔な洋服を着ましょう。
スタジオに入る度にシャワーを浴びる必要はないでしょう。でも、サッと手をアルコール消毒するくらいはしましょう。
医療脱毛しろとは言いません。でも、不快なムダ毛は処理するか隠すかしましょう。
「ワイルド系」も「ナチュラル系」は良いでしょう。でも、「手抜き系」は【暴力】です。
最悪パターン
最悪なのが【自分の清潔を優先するために人を不潔にするギタリスト】です。
「そんなギタリストいない」と思うでしょ?
ギタリストではありませんが、先日、金輪際のお付き合いをお断りしたベーシストがいます。その方は結構有名なプロの方です。私はそのベーシストと銀座の小綺麗なディナー・ショー用のライブ会場に入りました。お客様が入る直前のサウンドチェック時です。すでにテーブルはセットされており、カトラリー(ナイフやフォーク)も置かれています。そのベーシストはフロント・ピックとリア・ピックアップの間にホコリが溜まっていたのに気付いて、ベースを顔の前に構えて客席に向かって息を「フッ、フッ、フ〜ゥッ!」と掃除してました。明らかに最前列のお客様の席にホコリが飛び散ってました。そして、「ちゃんとキレイにしとかないとな!」と、得意気になってました。
どう思います?寝込みを襲うレベルの【暴力】ですよね。
もちろん、私が会場の方に「あ、ちょっと今、お席にホコリ飛んじゃったみたいなのでカトラリーお取り替えになった方が」と言い、店員さんにテーブル・クロスごと替えて頂きました。そのベーシストはそれを見て
「津本君は相変わらず神経質だね」
ですって。
どう思います?
そのベーシストの行動を【暴力】と考えるか、私を【神経質】と考えるかはアナタ次第です。
まとめ
ギタリストの三大暴力
- うるさい
- 臭い
- 汚い
暴力のない紳士的なギター界になりますように。
津本幸司
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