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実は簡単!ディミニッシュのアルペジオ

難しそう

アルペジオが重要なのってご存知ですよね?

その中でも結構使い勝手が良いのがディミニッシュ・セヴンのアルペジオなんです。

でも、ディミニッシュ・セヴンのアルペジオなんて言葉からして難しそうですよね。

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化身

心配無用です。

この記事を読んだら実は簡単であることが分かりますよ。さらに初心者の方でもすぐ弾けますよ。

これ!

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トータル・ギター・メソッド〜アルペジオ編A031より

「ど、どこが簡単なんだよ!」

「こんなもんどっから覚えるんだ?」

と、思うでしょう。

まず、最初は楽譜なんて見ないで私の話を聞いて下さい。

原理

ディミニッシュ・セヴンの構成音は、全て単三度の音程で構成されているんです。1オクターブが12音ですのでキレイに4等分したことになります。

4等分しているということは、構成音のどこから初めてもインターバル(音程)は同じ関係になるわけです。

例えばGdim7の構成音はG,A#,C#,Eです。(異名同音などは今は気にしないで下さい)Gから短三度がA#、A#から短三度がC#、C#から短三度がE、Eから短三度がGです。

つまり、Gdim7もA#dim7もC#dim7もEdim7も全部同じ構成音になるわけです。

大丈夫でしょうか?原理が分からない場合は丸暗記したら良いでしょう。

楽譜を見て下さい

ここで楽譜を見て下さい。Gdim7、A#dim7、C#dim7、Edim7がありますが、全部同じ構成音ですので、言い方を変えれば全部Gdim7で、始まる音が違うだけとも言える訳です。

形も同じ

さらにインターバルが同じですので押さえる形は全く同じになります。ただ短三度右に横にずれているだけです。つまり最初の3小節分の形を覚えてしまえば、後はずらすだけでオーケーということになります。

押さえ方の規則

押さえ方には簡単な規則があります。6弦で人差し指と小指を使ったら、次の弦で中指を使います。そして1フレット左にずれて同じ事を繰り返せばオーケーです。ただし、ギターの構造上「3弦から2弦に移動する時は1フレット右にずれる」というのが規則です。1フレット左にずらすのに、規則で1フレット右にずれるので、結果的に真下に動くことになります。その原理を踏まえて最初の3小節を弾いてみて下さい。

あとは短三度右にずらして同じ事をやるだけです。度数がピンと来ない方は3フレットずつずらすと考えても良いでしょう。

まとめ

簡単ですね。

ここでクイズです。異なる構成音で構成されるディミニッシュ・セヴンはいくつあるでしょうか?

正解は

3つです。

12音のルートが存在する中、4つが共通の構成音なので、3つになります。

津本幸司

もし、分からないことがあればTGM(トータル・ギター・メソッド)で気軽に質問して下さい。「こんなこと聞いて良いんだろうか?」思う必要はありません。どんな質問でもお答えしています。「ギターの弦は何本ですか?」でもお答えしますよ!