アクセント
アクセントとはある音を強調して弾くことを意味します。意味は分かりやすいのですが「アクセントってどうやって付けるの?」って今さら聞けないですよね。
心配無用です。
この記事を読んだらアクセントの付け方が分かりますよ。
結論
間違:アクセントの音を強く弾く
正解:アクセント以外の音を弱く弾く
ギターの弦をピッキングすると、すでにある程度強く弾いちゃってるもんです。その強さを持続しながらアクセントを付けるべき場所で「もっと強く!」と頑張っても限界があります。結果的に「気持ち」や「力み方」や「表情」にアクセントは付いてるのですが、音に反映されてない・・・という状態になります。
だから、アクセント以外の音を弱く弾いてアクセントの場所を「普通」に弾くべきです。
単音の例
まず、この譜例はトータル・ギター・メソッドのテクニック編008【アクセント】から2小節抜粋したものです。各小説の2拍目頭と3拍目裏にアクセントの記号があります。この場所を強く弾くのではなくて、この場所以外を弱く弾くと良いでしょう。ご自身で以下の2つを比較して下さい。
- 普通に弾く+アクセントをより強く
- アクセント意外を弱く弾く+アクセントを普通に弾く
コード弾きの例
ストロークやカッティングも同じ要領で弾きます。この譜例はトータル・ギター・メソッドのカッティング編003【アクセント・ストレート】から抜粋したものです。コードの響きに惑わされないようにブラッシングだけで以下の2つを比較して下さい。アクセントの場所は2拍目と4拍目の頭です。
- 普通にブラッシング+アクセントをより強くブラッシング
- アクセント意外を弱くブラッシング+アクセントを普通にブラッシング
明らかに違うとは思いませんか?
注意
ただし、「弱く弾く」というのは「頼りないピッキングでいい加減に弾く」という意味ではありません。世界中で指導していると「弱く弾いて下さい」と言うと「いい加減」になっちゃう人がホント多いんです。この場合は私は言い直します、「強すぎないように弾いて下さい」と。言葉の受け取り方の違いだと思うのですが、ちゃんと弾いてくれる人が多いように思います。
まとめ
以上【アクセントの付け方】でした。
アクセント意外を弱く弾く+アクセントを普通に弾く
そして「弱く」≠「いい加減」に注意して練習して下さい。
頑張るギタリストを応援しています。
津本幸司