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【スキッピングとは】今さら聞けないシリーズ

スキッピング

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厳密には「ストリング・スキッピング」と言います。言い方はともあれ「スキッピングって何?」って今さら聞けないですよね。

心配無用です。

この記事を読んだらストリング・スキッピングが何か分かりますよ。

結論

ストリング・スキッピングとは1 本以上の弦を通り越して、次の高音弦ないしは低音弦を弾くこと です。

例えば

例えば3弦を弾いた後に、2弦を通り越して、1弦を弾いたりすることをストリング・スキッピングと言い、「1弦から3弦にスキップした」との表現になります。

組み合わせ

スキップの組み合わせは以下の通りです。

6弦から4弦
6弦から3弦
6弦から2弦
6弦から1弦
5弦から3弦
5弦から2弦
5弦から1弦
4弦から6弦
4弦から2弦
4弦から1弦
3弦から6弦
3弦から5弦
3弦から1弦
2弦から6弦
2弦から5弦
2弦から4弦
1弦から6弦
1弦から5弦
1弦から4弦
1弦から3弦

ちょっと考えればこんな組み合わせ誰でも分かることなんですが、嫌がらせのように上記列挙したのには理由があります。視覚的に上記のリストを見て欲しかったからです。こんなにあるんですよね。ピッキングで引っかかる時はほとんどの場合がストリング・スキッピングです。まぁ、隣の弦に移動するのに引っかかる人はほとんどいないでしょうし当たり前といえば当たり前ですよね。だから上記の組み合わせを徹底的に練習しなきゃいけないんです・・・やる前からうんざりしますよね。もちろん効率の良い練習方法があります。

効率の良いスキッピングの練習方法

ストリング・スキッピングが組み込まれたフレーズを万遍なく弾くんです。サラッと弾けるようになります。そんなフレーズどうやって探すんだ?とお思いでしょう。その通りです。だからトータル・ギター・メソッドのフレーズ集は気付かない間にストリング・スキッピングが上達してしまように私が計算に計算を重ねてプログラムしました。気になる方はどうぞリンクをご覧下さい。

基礎練習

ただし、いきなりフレーズを練習しても引っかかるだけです。基礎練習が必要です。この記事では1つだけストリング・スキッピングの基礎練習をご紹介します。

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この譜例はトータル・ギター・メソッドのテクニック編007【スキップ】から2小節抜粋したものです。6度の音程になるように3弦から1弦、1弦から3弦にスキッピングします。さらにアウトサイド・ピッキングになっているのがお分かりになると思います。

勘の良い方はお気づきになったでしょう。そうなんです

ピッキングもインサイドとアウトサイドがあるので、上記のリストの2倍練習項目があるということです。さらに、エコノミー・ピッキングとしてダウン・ダウンでスキッピングしたり、アップ・アップでスキッピングすることもあります・・・地獄のような数ですね。是非、効率の良い練習をして下さい。

まとめ

以上【ストリング・スキッピングとは何か】でした。

頻出の割には習得するのに時間が掛かる技術ですので、焦らずゆっくり練習して下さいね。良くないのが変なクセが付くことです。さらに良くないのがそのクセが取れないことです。お困りでしたら、いつでもご相談ください。

頑張るギタリストを応援しています。

津本幸司

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