素晴らしいギタリストの反対
出会うギタリストの中には残念なギタリスト人生を送ってしまう人がいます。救える年齢なのですが、もう救えないと思い込んでいるのと、救われようとしないので終わってしまいます。過去一ヶ月でたくさんのギタリストと面談して「あ、これは終わってるわ」と思った点を5つ上げますので、一つでも当てはまっていたら改善してください。複数当てはまってたら、私達の輪には近寄らないでください。
お知らせ
音楽家コーチング記事はnoteに引っ越ししました
①就職・転職について
大学を出てから就職した時点で9割は終わってるのですが、20年以上勤続していたり、転職してもやはり他の就職先でサラリーマンやったりして20年以上経過している人です。
網走刑務所に20年居る人も、網走から岡山刑務所に移転した20年もあまり変わらないんです。どちらかというと岡山刑務所の方が死刑執行に近いのです。
笑ったのは「自分は網走刑務所に大学卒業してから38年居ます。出てもいいのですが、後5年居ます。ご飯の量は半分になりますけど」と言う人です。
②恩について
恩を御礼で返す人が非常に多いのです。「あ〜、これはためになりました!ありがとうございました」と・・・。
典型的な自分の事しか考えてないサラリーマンです。20代ならまだしも4、50代でいるんです・・・こういうパターン。(津本幸司が書物ではやらない体言止め)
で、勘違いしてしまうののが、「金出せってことか?」と考えるパターンです。これがダブルで典型的な低知能パターンです。
ちがうんです。自分で「自己投資して、結果を出して、恩を返すのです」
③いつかについて
夢いっぱい、希望いっぱい、熱意いっぱいのオジさん・オバさんに多いパターンなのですが、その夢、希望、熱意を語る時にかならず「いつか」と言います。
はっきりいってその「いつか」は永久に来ません。だからその年齢なのです。
先日も「いつか音楽家として生計を立てる術を学びたいです」と60歳前後の人がいっていました。目の前のチャンスを逃して、永久に生きられるとでも思っているのでしょうか。
④与えようとしない
とにかくゲットすることに必死であり、何一つ他人に与えようとしない人はドン底人生です。30分話せば分かります。言葉の端々、所作の端々にとにかく「自分に」の方向だけで話しています。
「自分は今後これをやりたい!」と言ってます・・・あのなぁ
上手く行くギタリストは「これによって近所の人々が喜んでくれて」とか、「こうなれば家族も喜ぶし」とか、「これを公開すれば役立ててくれる人がいると思うのですが」とか、他人が喜ぶことを、他人に与えることを考えているのです。
⑤言い訳をする
「この期に及んで・・・このオッサン・・・こんな場所で、こんな俺の前で良くこんなことを口にできたものだな」という言い訳をします。過去一ヶ月で最も残念なギタリストから聞いたのがこの言い訳です。
「金がないので」
「時間がないので」
「家族の用事で」
この三つのどれかを言った人は、私は帰り道にブロックリスト(ブラックリスト)に追加するようにスタッフに言いました。しかも、これを言う人に限って以下の本を読み切ってるんです・・・なんでそ〜なるのぉ?