ボリュームペダル
ボリュームペダルは文字通りボリュームを上げ下げするものです。原理は簡単なのですが、商品が多すぎて迷ってしまいます。一昔前はギターの原音のボリュームを「下げる」ためだけに使っていましたが、今の時代はエフェクター類の後に繋いで全体の音量を下げるのに使うことが多いようです。そのため、面倒くさいインピーダンスがどうしたこうしたとかを考えなくてはいけません。まぁ、その説明はお好きな方に任せておいて、下のどれかを買っておけば大丈夫です。
ベスト3
VOX / V860
ヴォックス
まずはこれです。ボリュームペダルで最も大事なこと・・・それは「乗れる」ことです。右足でボリュームペダルを操作しながら、違う足で他のエフェクターをオン!なんてことがしばしば起こります。プラスチック製のボリュームペダルはどうも不安です。(もちろん今の時代大丈夫なんでしょうが)この強靱なボディだと大丈夫です。そしてジャックなんてインとアウトさえ付いていれば良いんです。昔の名残でチューナーアウトもご丁寧に付いていますが、今の時代ほぼ使わないでしょう。
ベスト2
KORG / XVP-20
コルグ
最低ボリュームの値がセットできて、ステレオ接続できて、さらにエフェクターのかかり具合を操作することもできます。ちょっと高度な操作がお好きな方はこれが良いでしょう。なんかあってもコルグさんはサポートがしっかりしているし、早いので大好きです。こういう会社と関わりたいですね。
ベスト1
ERNIEBALL 6166 250K MONO VOLUME PEDAL
アーニーボール
私はもちろんこれです。ロスの音楽高校の時も、バークリー音大の時も、ブロードウェイ・ミュージカルの時も、アイドルのバックで武道館で弾く時も、テレビの生中継も、病めるときも、健やかなる時も、このアーニーボールのボリュームペダルです。これでいいんです。ボリューム変えたいわけです。ボリュームが変わればいいんです。
むかし、スティーヴ・モーズがこれをずらりと並べて1つはボリューム、1つは歪みの変わり具合、1つはディレイのかかり具合、1つはコーラスのかかり具合・・・といった感じでボリュームペダルの上の踊るように踏みまくってたのをボストンで見ました。それ以来いくつも買ってきましたが、一度も壊れたことがありません。ひもが切れると言う噂が昔ありましたが、全く大丈夫ですし、万が一切れても300円で交換できます。それでも心配な方はベスト3のヴォックスにすると良いでしょう。
まとめ
ボリュームペダルに迷ったら上記3つから選んで下さい。複雑なつなぎ方する方はコルグ、シンプルに行く方はアーニーボール、ひもが切れるのが心配な方はヴォックスが良いでしょう。
津本幸司
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