コード弾き
カッティングとストロークって何が違うんでしょうか?同じ?分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、カッティングとストロークの違いが分かりますよ。
結論(言い切ります)
- カッティングはファンクなどの16分音符をチャカチャカやる弾き方。
- ストロークはジャン!とコードを弾く方法で、カッティングも含みます。
詳しく
「ストローク」は英語でも使われるギター用語であり、一発ガン!とやることをすべて「ストローク」と言います。音楽だけでなく、野球のバットを振ることも「ストローク」ですし、ボクシングのパンチも「ストローク」ですし、鐘を打つことも「ストローク」です。
「カッティング」とは・・・まぁ、ファンク・グルーヴという16分音符主体のグルーヴを鳴らす時にブラッシングを交えてチャカチャカやること・・・とでも言っておきましょう。
カッティングの定義を曖昧にする理由
上記のカッティングの定義を曖昧にする理由:こんなエピソードを紹介します。私はロスの音楽高校を飛び級で卒業した後、日本のインターナショナル高校に2年間通いました。同志社国際高校です。英語と関西弁が混じってる高校です。ギター仲間達が
「カッティングってなんやねん?!誰がこんな言葉考えてん!Oh my god! 恥ずかし!英語の分からんギター好きのオッサンが適当に作った和声英語やんけ!津本くんもそう思うやろ?What do you think?」
「Well, 確かにアメリカでは聞いたことあらへんなぁ。So, I don’t disagree with you(まぁ、その意見に反対はしないなぁ)」
この I don’t disagree with you が大切でして・・・英語で「まぁそりゃそうなんだけどぉ」的なニュアンスも含まれるんです。と、いうのもカッティングの言葉の由来はどうであれ日本ではカッティングという言葉が市民権を持ってしまっているから、どちらかというとカッティングという言葉が市民権どころか独裁権も持ってしまっているからなんです。その理由は確かに「ストローク」の中に内用されている「カッティング」としてカテゴライズしている16分音符主体のファンク・グルーヴだけ特殊な奏法であり、特殊な注意点があり、習得するのに最も時間のかかる「ストローク方法」なんです。だから日本人のオッサンが適当に作った和製英語だったとしても・・・案外「偉業」だと思うんです。
まとめ
- カッティングはファンクなどの16分音符をチャカチャカやる弾き方。
- ストロークはジャン!とコードを弾く方法で、カッティングも含みます。
私はトータル・ギター・メソッド「リズム・ギター編」と称してストロークのパターンを100種類近く紹介しています。そしてその中にカッティングも含みます。しかし、別途トータル・ギター・メソッド「カッティング編」として100種類のカッティング・パターンを紹介しています。1200コンテンツの内、カッティングを含むストロークが100個、カッティングが別途100個という練習配分が必要だということが伝わればと思います。(定義を納得するのと同時に練習して下さいね)
津本幸司