消音
音は出したら消さなくてはいけません。
さすがに音を慣らしっぱなしにするひとはいないと思います。
しかし10人に1人はNGな音の消し方をしているものなんです。
自分だったらどうしよう・・・って思いますよね。
心配無用です。
この記事を読んだらNGな音の消し方3選が分かりますよ。
ワースト3
右手で「ボンッ」と叩いて消音する。
「音を出したら右手で弦に触れて弦の振動を止める」
これが正しい消音の方法です。恐らく初心者の方でもご存知でしょう。その時にあまり勢いよく弦に触れすぎてブリッジを「ボンッ」と叩くギタリストが多いんです。私達は旧型の拡張現実の世界を作っています。(ちょっとギターを美化しすぎですが)つまり、普通では出せないような音を電気と機械の力で出している訳です。大きな力です。大きな力には大きな責任がつきまといます。お客様が聴きたくない音を自分都合で出してはいけません。
ワースト2
左手を離す。
このNGな音の消し方は、さらに細分化されて2種類あります。1つは右てでちゃんと弦の振動を消しているのですが、消した瞬間左手も弦から離してしまうことです。これは不要なノイズが鳴るリスクを加えているようなもんです。もう一つは左手を離しながら音を消すこと。これはほとんどの場合不要なノイズが鳴ってしまいます。
ワースト1
最後の音が弾き終わった後、その音が消えてない時間にしゃべりだす。
これが結構多いんです。曲でもソロでも最後の音を弾いた瞬間、自分の仕事が終わったと思い込んでしまい
「あぁ、あの部分がだめだった」
「よ〜し、弾けた弾けた」
「おっけー、もう一回弾こう」
とか、しゃべっちゃうんです。
NGな消し方どころか消してすらいませんものね。
あろうことかこの弾き方をライブでやるギタリストもいるんです。私は今年たまたまちらっとこの消し方をしているギタリストの小さなジャズライブを目撃(通りかかっただけ)してしまいました。名前は忘れましたが、大暮さんとか、中暮さんとかいう名前だったと思います。
まとめ
結構やっちゃってるものなので注意して下さい。
右手で「ボンッ」と叩いて消音しない
左手を離して消音しない
音が消えてないのにしゃべりださない
マナーの良いギタリストが増えることを願っています。
津本幸司
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