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ギタリストのドラムの聴き方と思い浮かべ方

ご質問頂きました

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「どうやってドラムを思い浮かべて練習するんですか?」

私の生徒からの質問です。最初なんのことか分かりませんでした。私は

「目をつぶって、大きなバスドラを想像してから、向かって少し右側にスネアを想像する。そしてハイハットがその右、左端にはライド・シンバルがあって、真っ赤なバラと、白いパンジー、子犬の横には・・・」

すると

「違いますってば!練習するときにドラムが鳴っているというのを想定して練習したいのですが、ドンタンドドタン・ドドタタドンタンって鳴ってるのを想像してもリズム良く弾けないんです。どうしたらいいんでしょうか?」

あぁ、そういうことですね。

心配無用です。

この記事を読んだらドラムの思い浮かべ方が分かりますよ。

結論

普段聴いているように思い浮かべて下さい。

反論

「普段どうやって聴いてるか自分でも分からないんですけど」

あぁ、そういうことですね。

先にドラムの聴き方を知らなくてはいけませんね。

心配無用です。

この記事を読んだらギタリストのドラムの聴き方が分かりますよ。

結論

  • スネアは聞き流す。
  • バスドラは感じる。
  • ハイハットを聴く。

以上です。これは私が大学時代のアンサンブルの授業で教わり、私も受け売りで指導している聴き方です。

スネアは聞き流す。

強烈なインパクトがあるスネア・ドラムはイヤでも聴いてしまいます。スネアに対してずれて弾こうとする方が難しいので、一生懸命聴こうとしなくて大丈夫でしょう。

バスドラは感じる。

低音のバスドラムは「ビートを感じる」と大きく捉えた方がいいでしょう。神経質に聴こうとしなくても大丈夫でしょう。

ハイハットを聴く。

これが最重要です。グルーヴを作ってるのはハイハットだと考えて、強弱やビートに対するズレを細かく注意して聴きましょう。ちなみに注意して聴くべきなのは上手なドラマーが「意図的に制御した強弱」と、「意図的なズレ」です。下手なドラマーの「強弱付いちゃったぁ」「ズレちゃったぁ」というのを聴いても無意味です。

例外はあるにせよ、8分音符でハイハットを叩くときに「チチチチチチチチ」と無機質に叩くドラマーは少ないでしょう。文字では上手く表現できませんが、「ツッチツ・シンッチャツ」のように何かしらの強弱やズレを作りながら叩いているものです。それらに注意しながら聴いて、自分のギターの演奏を合わせようとすると上手なドラマーのようにリズム良く弾けるようになります。

思い浮かべる時

ドラムを思い浮かべて練習する時も同様。ハイハットのグルーヴを思い浮かべて練習して下さい。すなわち質問者さんの「ドンタンドドタン・ドドタタドンタン」と思い浮かべてるのはダメなんです。この擬音はバスドラとスネアですものね。

まとめ

ドラムを聞く時は

  • スネアは聞き流す。
  • バスドラは感じる。
  • ハイハットを聴く。

思い浮かべて練習する時はハイハットを思い浮かべる

練習中のギタリストを応援しています。


津本幸司

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