ギターのオルタネイト・ピッキング
オルタネイト・ピッキングとはダウン・アップ・ダウン・アップのピッキングを繰り返して弾くことを意味します。これが意外と難しいんですよね。オルタネイト・ピッキングの練習にはコツがあるんです。
よく分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、オルタネイト・ピッキングの練習のコツが分かりますよ。
コツ
オルタネイト・ピッキング練習のコツは2種類の練習に分ける。
その2種類とは
- 弾き続ける練習と
- 空ピッキングする練習
1.弾き続ける練習
オルタネイト・ピッキングは例えば、8分音符で弾く場合は、同じ弦であろうが、弦をまたごうがビート(拍)の上をダウン・ピッキング、その裏拍をアップ・ピッキングで弾き続けなくてはなりません。弾きづらいのはアウトサイド・ピッキングです。弦を移動する時に各弦の外側をピッキングする方法です。リズムが遅れちゃうんですよね。これに対してインサイド・ピッキングは弦を移動する時に各弦の内側をピッキングする方法です。弾き易いのでリズムが早くなっちゃうんですよ。このリズムを均等にする練習をして下さい。
2.空ピッキングする練習
弾き続けるなら分かりやすいのですが、途中で休符が入ったり、音価(音の長さ)が伸びたりすると、ダウン・アップを整えるために、空中でピッキングする「空ピッキング」を入れる必要があります。幼稚園でカスタネットを叩いた時の「ウン・パッパ」の「ウン」の部分ですね。あらゆる場所でこの空ピッキングが入れられればダウン・アップがグチャグチャにならずに済みますよ。
やっちゃいけないこと
オルタネイト・ピッキングの練習を「速弾き練習」と思っちゃうギタリストの多いこと・・・「なぜ、リズムを犠牲にしてまで、そしてオルタネイト・ピッキング自体をいい加減にしてまで速く弾きたい?」と思っちゃいます。ゆっくり練習して下さい。
上級者は・・・
上級者は特定のフレーズを弾きながらどこに空ピッキング入れるとリズム的に、音楽的に都合がいいかを考えながら練習して下さい。
まとめ
オルタネイト・ピッキング練習のコツは
- 弾き続ける練習と
- 空ピッキングする練習
参考になれば嬉しいです。
当然ながらトータル・ギター・メソッド【テクニック編】ではオルタネイト・ピッキングを集中的に練習するコンテンツが含まれています。そしてトータル・ギター・メソッド【アドバンス・フレーズ編】では上級者用の実践例も100フレーズ記載しています。是非ご利用ください。
津本幸司