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怒鳴られ社畜が3年でキラキラ音楽家に転身した方法【38歳〜41歳】

学生時代

  • 学生時代音楽やってたそうです。
  • バンドやってたそうです。
  • ベースだそうです。
  • ギターが上手い友達に誘われたそうです。
  • ジャズベとプレベを持ってたそうです。
  • レッチリのコピーやってたそうです。
  • 大学卒業しました。
  • 羽田空港の近くの運送会社に就職したそうです。
  • 忙しくて音楽できなかったそうです。
  • ほこりだらけのベースがコドオジ部屋においてあったそうです。
  • 思ったそうです。「ホントはギターがやりたかった」(なんのこっちゃ・・・でも、なんとなく分かりますよね。)
  • 就職して15年が経ち、彼女と同棲したものの破局したそうです。
  • コドオジ部屋に戻ったそうです。
  • 仕事も38歳でこの役職だともう出世の見込みがなかったそうです。
  • 毎日怒鳴れてたそうです。
  • もう死ぬしかないと思ったそうです。
  • コドオジ部屋の掃除をしていたら、ベーシスト養成講座が出てきたそうです。

やっぱり

この本を見て「やっぱりギターがやりたい」と思ったそうです。(なんでやねん・・・でも、なんか分かる)

メール

  • 本にあるメアド(20年前のメアドなので現在は使っていません)に連絡したそうです。
  • 当然、無視です。
  • ごちゃごちゃ、いじくってたら現役のメアドが見つかり、その思いを長文でメールして来たそうです。
  • 当然、高校生の仕分けバイトがゴミ箱に入れます。事務員まで届くことはありません。
  • このブログを適当に読んでると「長文送るヤツは時間ドロボウ」という内容を見付けて、短文で「1時間コーチング希望」とメールしてきました。1時間税込10万円です。普通の人は申し込みません。でも、本人はもう死ぬ気ですので、10万円なんてどうでもいいということで予約して来ました。
  • このメールは高校生の仕分けバイトが通しました。
  • 事務員までメールが到着しました。

会いました

  • 会いました。
  • 全て話してくれました。
  • ホントはギターがやりたかったのに、大学時代のギターやってるヤツにベースでバンドに誘われてから、人生の全てが人の言いなりになり、自分の希望を押し殺して生きて来たということでした。
  • 「死ぬ気なら、一度死んだと思って全部辞めて、家も出て、全財産ギターの教育に使えば?どうせ金持って死ねないんだし。別に俺に使わなくてもいいよ。ま、俺に使うなら貰っとくけど」と、なんとも突き放した言い方をして別れました。

全財産

  • ゆーて、38歳でコドオジです。
  • 貯金は300万程あったようです。
  • コドオジ部屋の全部を売り払って中野のアパートで一人暮らしを始めました。
  • 会社も辞めました。
  • 300万円で生活は1年と持ちません。
  • ギターを20万円で買いました。
  • アンプを買うお金なんてありませんし、どうせアパートでは鳴らせません。
  • 練習して、勉強して、のたれ死んで行こうと思ったそうです。
  • やりたいことやりながら死んだ方が、あのまま会社で怒鳴られ続けるより幸福だと思ったそうです。
  • 1年後会いましたが、泣き言ばかりいうので「じゃ、のたれ死ねば?」と言って別れました。10万円ぶんどっといたクセにヒドイですよね。

おおお

  • 2年目の一文無しになった時に「退路が完全に断たれた状態」を経験しました。
  • ここからが勝負です。ほぼ毎週会いました。完全無料で会いました。出世払いの借用書は書かせました。
  • まあ、スゴいこと・・・ヘタクソなギターを弾いてデジタルでエディットしてスゴい演奏にして、ココナラとかで「こんなギターをあなたの曲に入れます」と言って宣伝してバンバン仕事をしてました。
  • 確かに「こんなギターを弾きます」とは言ってないので、ウソではありませんし、入れてもらった人もデジタルでエディットしてようが一発録音であろうが関係ありませんしね。
  • プロです。お金貰ってるから。3年目には「トッププロ」を名乗って高額で同じようなギターを入れていました。普通に生活しています。

実は

  • 私の所に企業や三流プロデューサー達から、しょっちゅう「こんなギター弾いてもらえませんか?」とかの注文が来ます。
  • 当然安いので、私に「弾け」と言っているのではなく「生徒に弾かせろ」ということです。
  • 私は生徒にやらせてもヒドイ作品になるので、過去数年は彼にお願いしています。
  • そして、生徒が弾いたコトにしています。
  • こんなインチキを結構な作品でやっています。
  • 別に誰も文句言いませんし、全員ハッピーです。
  • よく考えたら、私も彼の「良いお客さん」になってたわけです。

まとめ

参りました。退路を断って、実力を見切って、テクノロジーで需要をカバーして、プロになる・・・頼りにされてたように見えた私まで・・・彼の良いお客さんになってる・・・

たまに私のやっつけ仕事の作品も彼にお願いしています。ちょっと値上げしてやがるし・・でも、まぁ頼れます。

結局私が騙されたような?もし、そうだったら天才詐欺師です。これからも喜んで騙され続けますね。今後とも宜しくお願い致します。

津本幸司

こんな本↓読まなくても死ぬ気になればできるってことですね

 

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