発想
日本人音楽家の発想がどうしても乏しい・・新しい発想ができない・・多様化を受け入れられない・・その理由は?
理由
日本は居心地が良すぎるからです。
先人
今の日本の居心地の良さを作るために先人がどれだけの努力をしてくれたことでしょう。水道ひねると飲み水が出てくるなんて世界では考えられないんです。春夏秋冬の美しさがあり、季節に会う料理があり、温度対策できる電化製品が揃ってるなんて信じられない世界です。老いたら年金がもらえるんです。病気をしても30%自己負担で高等医療が受けられるんです。大きな病気をして高額医療になってもおよそ8万円以上は払わなくていい制度まであります。頭を使わなくても就職活動しまくればどこぞの会社に雇われて給料をもらえます。少額の給料でも十分暮らせます。万が一、無職無一文になっても国が15万円ほどくれます。こんな夢のような居心地の日本を先人が作ってくれたから、その中で暮らし慣れた日本人音楽家は「新しい発想を!」とはならないんですよね。
30年
失われた平成からの30年。その中で生まれて、その中で育った30歳前後の人にとっては全てが当たり前。昭和生まれの私達団塊ジュニアも30年もこの環境にいたら流石に慣れます。
次の時代は個々の存在
個々の存在が問われるのが次の時代です。「私は○○する者です」と言えますか?まさか「私は○○会社の部長です」とか言うつもりじゃないでしょうね?SNSのプロフィールに職場名を書いてるあなた、あろうことか部署名まで書いてるあなた、社会帰属欲求が満たされてない証拠ですよ。何者にもならないまま死のうとしてます。音楽家も「私は○○のバンドのギター担当です」とか言ってたらだめなんです。「私は音楽で○○する者です」とか「私は○○をする音楽家です」と言えるべきです。
○○とは
「私は音楽で○○する者です」とか「私は○○をする音楽家です」の○○に何が入ると思いますか?これを11月の音楽家になるためのセミナー(あ、今年開催するかは不明です。詳細決まり次第欲しい方はメールで「11月先行情報希望・お名前」を書いて下さい。開催する場合はご連絡します。)で聞くと皆さんぽかーんとします。そこに何を入れるかの発想が出てこないんです。無理矢理でも入れて下さい。
「私はお尻を高速で回転させて発電する音楽家です」
みたいな奇抜な発想を100個書き出すワークをしばしばやらせます。
OJTを忘れる
セミナーの受講生は皆、完全受け身で聞いてます。もちろんそれでいいのですが、セミナーが終わったら動くのは自分です。職場のノリで誰かが教えてくれるだろう・・・分からなかったら聞けばいいや・・・ネットに載ってるだろう・・・みたいな考えだと「発想」は出てこないんです。発想にOJT(On the Job Training)はないんです。教えてもらった時点で既に古い発想ですからね。
まとめ
今、練習として新しい発想を100個考えて下さい。これができないと次の時代が始まったときに死にます・・・って言いたいのですが、ホントは死ねません。わかります?生まれてないんだから死ねないんです。
津本幸司
生まれる人は以下でまず集まりましょう。そろそろ募集締め切ります。無料ですしね。