ギタリスト脳
まず、最初はツルンツルンのシワのない脳みそだと思ってください。頭の中では生き延びるためのサバイバル脳、つまり本能だけが存在しています。食べる、寝る、排泄するくらいしか考えられていない状態です。これを主観精神を格好よく呼びましょう。
ルールなど
次に信号を守るとか、友達と丁寧に接するとか、ポイ捨てをしないというシワが脳できてきます。これが客観精神です。
行き着く先
最後に信念や、ポリシーや、人によっては宗教などで完全な脳に育ちます。これが絶対精神です。
絶対精神の後
絶対精神まで育った脳みそは最後に「芸術」を嗜むようになるのです。
======ここまでで頭いっぱいの人は続きは読まないでください======
科学
科学を基準で生きていると「受動的な鑑賞者」という立場で終わってしまいます。
「きっと全てを含むなんらかのルールがあるんだろうなぁ」と思ってしまうのです。
これが趣味ギタリストになる理由です。一生、音楽で生計を立てることはできません。
芸術
芸術に主体的に取り組むことで「主体的な意味」が生まれるのです。
難しいかな・・・
例えば
例えば、ギタリストの演奏を聴いて、YouTubeでコメントしている人を見てください。「うまいね」「こういうところがいいね」「かっこいいね」というのは客観的な科学基準の「受動的な鑑賞者」としての意見です。別に悪いことではありませんが、「あのYouTubeでコメントをたくさんしてた人がスゴい音楽家になった!」なんてことはありえないのが分かるでしょう。次元が違うからです。
一方ギタリストの演奏を聴いて、「この演奏は自分に取って○○という意味がある」と考えることで「主体的な意味」が生まれます。
自分という背景に、別のギタリストの演奏という存在が乗ることで、始めて「意味」が現れるのです。
だからどうするべき?
ギタリスト脳を最新バージョンにアップデートし続けるには、一秒一秒と過ぎる時間をすべて自分というキャンバスに描かれている芸術として捉えるべきなのです。
これが難しすぎると思いますが、その方法を教えるのが9月のセミナーです。
まとめ
前半の主観精神、客観精神、絶対精神は1831年没のヘーゲルの応用です。
後半の芸術にたいする向き合い方は、2024年時点で44歳のマルクス・ガブリエルです。
個人的にメイヤスー、ハーマン、ガブリエルは「使えねぇ」と思い続けてますが、ガブリエルの芸術に対する考えは「使える」と思います。
予備知識なしでこれを読んでも何のことかわからないでしょう。どの順番から何を読むかなど分からないでしょう。分かっても読むのに10年、理解に5年、実践に10年はかかります。私が全てまとめてどのように活用するか指導します。詳しくはこちら
この記事を読んで先行情報取り寄せる方はどこかに「ガブリエル」と書いてくださいね。最後までお読み頂いた御礼として優遇します。
津本幸司