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どん底ギタリストが米国で活躍するための10の方法

日本人はバカにされた

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1994バークリーの寮

1994年、私はバークリー音大に入学しました。当時は(今でも?)日本人ギタリストというだけで「下手くそ」「欧米音楽分かってない」「リズム悪い」「知識が無い」「ダサい」というレッテルを貼られてました。そして、確かにその通りだったと思います。入学して受けたクラス決め(レベル分け)のテスト・・・最悪の結果でした。でも、そんな私でもバークリーを主席で卒業し、ニューヨークで活動しメディアに騒がれるようになりました。

これ・・・方法があるんです。

知りたいですよね。

心配無用です。

この記事を読んだら、どん底ギタリストが米国で活躍するための10の方法が分かりますよ。

①死ぬほど練習

「Koji Tsumotoってどんなやつ?」と聞かれたらみんなが「アイツ家でずっと練習してるだけの暗いヤツ」と言われました。その通りでした。周りがキャッキャとカレッジ・ライフをエンジョイしてる中・・・私だけ暗〜く引き籠もってました。もちろん「ふっふっふ・・・」と思ってましたし、4年後にはその声が高笑いになってましたけどね。

②着火する

内面でグツグツと燃え上がる炎を・・・なんて小さなこと言ってたらダメなんです。すぐさまデカいモノに着火してドカン!と爆発させて行動・行動・行動!

③人と違うことをやる

同僚が4拍子の曲を書いたら私は5拍子、同僚が速弾き披露してたら私はロングトーン、みんながステージ横から登場するなら私は客席から登場・・・とにかく何か1個でも人と違うことがないか探してました。

④失敗コレクターになる

失敗した数だけ成長があると思って、何でもかんでもやりました。「下手くそ!引っ込んでろ!」的なヤジを飛ばされたこともしばしばです。ブーイングなんてしょっちゅうです。偉いプロデューサーから呼び出されて「音楽を辞めた方が日本のためだ」と言われたこともあります・・・こんなことがあったら「よっしゃ!」と失敗コレクションの収集を喜んでました。トランポリンでいうと思いっきり沈み込まされてる状態です。自分の体重だけでは沈み込めないほどあらゆる人が自分に乗っかってきて深く沈み込んでるんです・・・この先どうなるかは想像つくと思います。そう、飛躍です。

⑤自分に期待する

自分が持ってる可能性に思いっきり、あり得ない程の期待をします。明日の自分の可能性を今日の自分が敬うほどに。これ続けるとあり得ないことが「当たり前」にできるようになります。

⑥ポジティブ

ポジティブの捉え方を間違えてる人多いんです。風邪ひいて熱が38度ある時に「俺は熱が36度6分だ!」と思い込むのはポジティブなのではなく、ただのウソです。そうじゃなくて「良い面をキャプチャーする」んです。例えば肉体的に苦痛なことがあったら「体力作りになるな!」と考えたり、精神的に苦痛なことをがあったら「メンタル・トレーニングだ!」と考えたりするんです。

⑦生まれてきた理由を考える

「自分がやりたいことが自分が生まれてきた理由」だと考えれば、素直に楽しんで苦労は乗り越えられるんです。

⑧ビジョンを持つ

なんか綺麗ゴトのように聞こえますが、子どもでもできることです。子どもならやらなきゃいけないことです。私19歳の時に誰かのライブ映像を見て、そのまま寝ました。自分がニューヨークで拍手喝采を浴びてる夢を見ました。起きても覚えてました。毎日その姿を頭でぼ〜っと思い浮かべてました。あまりに長い期間ぼ〜っと思い浮かべてたので、結構クリアになってきました。その後かなり明確に拍手をするお客様の顔まで見えるようになりました、その後・・・ホントにニューヨークで拍手喝采を浴びてました。ビジョンを持つと現実になるんですよね。

⑨言い訳禁止令

熱があっても、大雪でも演奏が下手な言い訳をしないと心に決めていました。私は喘息持ちですし、風邪も弾きやすい体質でした、バークリー音大があるボストンは冬場にマイナス20度になります。手がかじかむ・・・なんて次元じゃないです。当然下手な演奏になってしまう時もありました。でも言い訳禁止令を厳守してました。「自分の力不足だからもっと頑張らないと」と考えてました。

⑩始めたら続ける

何事も始めたら続けました。「始めよう」と思ったのは「続けるため」だと思っていたからです。

まとめ

2020年6月29日と7月5日のNHKで上記を語りまくってたの・・・ご覧になりました?恥ずかしいから黙ってましたけどww

これからのギタリストのお役に立てる世界での経験を惜しみなくトータル・ギター・メソッドの会員様とシェアしています。是非仲間になって下さい。

津本幸司

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