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脱マンネリ!カッティング

マンネリ

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カッティングを練習すると必ずぶつかる壁が「マンネリ化」です。パターンを変えても、フィルを入れてもバリエーションに限界があります。
どうにかならないものか・・・

心配無用です。

この記事を読んだら脱マンネリのカッティング方法が分かりますよ。

結論

低音弦と高音弦を分離して弾くんです。

基本

カッティングの基本は押弦している全ての弦を均等に弾くことです。初心者にしばしば「高音弦だけをチャカチャカ弾くだけになってますよ」と、注意します。それは低音弦の響きがないとグルーヴが出しにくいからです。

意図的に高音弦だけをカッティングするギタリストもいます。アース・ウィンド・アンド・ファイアのアル・マッケイも、曲によっては高音弦だけをカッティングしています。大きめの編成のバンド内では、ギターの低音が埋もれてしまったり、邪魔だったりもしますので、そんな弾き方も良いでしょう。

ただ、上記の2つだと「全弦弾く」か「高音弦だけ弾くか」の2種類ですので、マンネリ化していしまいます。そこでオススメするのが「分離」です。

パターン

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この譜例はトータル・ギター・メソッドのカッティング編の89番です。まず、内容を紹介する前にこの番号が89番であることに注意して下さい。トータル・ギター・メソッドでは1編につき100コンテンツずつ用意しています。その中の89番ですので相当ハイレベルであるということです。そして見た目が「簡単そう」なところが落とし穴ですので、この時点でこれが「難しいパターン」であるということ、「すぐにできるようにならない」ということ、「間違って覚えたら大変だ」ということを頭に入れておいてください。

弾き方としては、2、4拍目の裏の16分音符2つを5,6弦だけのピッキングにします。それ以外は全弦弾きます。これにより、2、4拍目の裏に「ボコッ!」という音が鳴るため、「チャカチャカチャカチャカ」のマンネリから解放されます。ポイントとしては「5,6弦を狙おう」とするのではなく、「6弦だけを狙って弾こう」として「5弦も弾いちゃうかも知れないけど、まぁいいや」くらいの感じで弾くといいでしょう。「チャーチャ・ツチャボコ・チャツツチャ・ツチャボコ」となればオーケーです。

弾けるようになったら

マスターしたら、2、4拍目の裏以外の全弦を弾く場所で、1,2,3,4弦だけを弾くようにしましょう。さらなるコントラストが期待できます。

まとめ

低音弦と高音弦を分離して弾くことでカッティングのマンネリ化から脱出できます。先にも述べたように非常に難易度の高い技術ですので、1人で練習して変なクセが付いたら大変ですので、信頼できる先生に見て貰って下さい。

トータル・ギター・メソッドでは、全国の方の技術をオンラインで私が直接チェックしていますので是非ご検討下さい。トータル・ギター・メソッド

津本幸司