手を開くカッティング
今回は手を開くカッティングの注意点について解説します。
パターン
まずこのパターンを見て下さい。このパターンは12編から構成されるトータル・ギター・メソッドⓇの「カッティング編」F031番です。トータル・ギター・メソッド本編をお持ちの方、もしくは書籍だけでもお持ちの方は該当箇所をお読みになって、お手本動画を見て頂いてから以下の注意点をお読み頂くとより効果的に学習できると思います。書籍のリンクはこの記事の最下部に添付します。
注意点①弾く弦の本数を決める
全弦を弾くのが望ましいのですが、手を開くと5,6弦がピッキングしにくくなります。特にアップ・ピッキング時に当たりにくいんです。そのため、何も考えずに弾くとダウン・ピッキング時に5,6弦を弾いて、アップ・ピッキング時には弾いてないという状態になります。これはグルーヴを損なう原因になるります。頑張って全弦弾くか、開き直って1,2,3弦だけ弾くと決めるかどちらかがいいでしょう。
動画では1:03で説明しています。
注意点②スライドのリズム注意
上記のパターンでは1小節に2回スライドが登場します。スライド前後の音価を16分に保ちましょう。当たり前のことを言ってるように聞こえますが、多くの方のスライド前の音はスライド後の音の「装飾音符の音価」になってしまってるんです。
動画では1:46で説明しています。
注意点③極端にアクセントを入れる
手を開くと手首の回転が使えないせいかアクセントが入れにくいんです。多少腕が大ぶりになっても構いませんので、極端な強いアクセントを入れるといいでしょう。ちなみにアクセントを入れる場所は上記の譜面の2拍目と4拍目の頭です。
動画では2:03で説明しています。
まとめ
トータル・ギター・メソッドⓇではまず手を閉じるカッティングから練習することを推奨しております。しかし、後半で手を開くカッティングも練習しますので、ご安心下さい。この記事の内容は動画でも説明していますので、以下をご覧下さい。
www.youtube.com 津本幸司
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トータル・ギター・メソッドⓇはエイジアンサウンド・インターナショナル・インコーポレーテッドの登録商標です。
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