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現代の音楽家が考えるDAOの問題点

DAO

昔から自分中心の集まりを作ることはちょくちょくやってきました。昨今のDAO(非中央集権的な組織)の形成はなかなか上手くいきません。全員が「指示待ち」になるからです。無理矢理私が動いてるので、結局いつもの中央集権的組織がもう一つできただけになってしまいます。

ウィキペディア

ウィキペディアに皆がこぞって執筆するのは、その執筆自体が達成感というインセンティブになってるからです。Amazonのレビューも、食べログの口コミも、オープンソースのプログラミングもすべて参加自体がインセンティブになってるからです。

web3に中央集権的にインセンティブを作ってしまうと、本末転倒なのでできません。

DAO

DAOで自動化されるのはスマートコントラクトであり、人の心でも、行動でもないのは重々承知しています。

スマートコントラクトを書くのは誰も協力してくれていません。できるできないの問題すら考えてもらえてないと思います。それもそのはず、労力対効果が割に合わなすぎるからです。私自身そう思っています。

歴史

昔は静的なホームページを閲覧させるのがインターネットの役割でした。そこでチューリング完全なJavaScriptという動きが加えられる言語が出てきたのです。恐らくJavaScriptを作ったブレンダン・アイクは「誰かがSNSってのを考えるだろうな」と予想したわけではありません。ザッカーバーグが勝手に利用しただけの話です。

1990年代のJavaScriptが今日のスマートコントラクトなんです。今皆で動いたら誰かが次のフェイスブックのようなものを作る人が出てくるかもしれません。

早い人は知ってる

GitHubという、コードを晒すw場所があるのですが、そこに匿名でスマートコントラクトを書いておいたら、就職のオファーが来ました。なんと25歳の経営者が仕切る会社で、給料を月80万円とその会社のストックオプション(いずれ上場したら大金もらえる権利)で雇用したいと言ってくれました。就職しようかと思ったくらいですw。

それだけ人材が足りないってことですね。

オススメは

1990年にロスのタイプライター大会で優勝を目指してた頃の自分が、もう一度繰り返されています。当時は音楽高校だったので「そんなタイプライター速く打つのは事務職だろうがよ!」とバカにされていましたが、今も爆速タイピングは財産の一つです。

音楽家にオススメしたいのはスマートコントラクトで1サトシでも、1ウェイでも作れるようになることです。1サトシはビットコインの1億分の1の最小単位、1ウェイはイーサの100京分の1の最小単位です。このくらいなら誰でも稼げると思うんですよね。

まとめ

記事の公開日は上にあると思いますので見て下さい。おそらくこの記事を納得してよんでるのは5年後でしょう。10年後には「何を当たり前のことを」とバカにしてるでしょう。

DAOの運営は未知の世界です。時々サラリーマンが助言してきますが、それはデブがダイエットのウンチク語るようなものです。

津本幸司