♯何個で何キー?
覚えられないですよね。
心配無用です。
この記事を読んだらすぐに覚えられますよ。
調号一覧
この図を見て下さい。
これが「五度圏」です。
英語では「サークル・オヴ・フィフス」と呼ばれます。
結論から言うと、覚えなくてもこの図をダウンロードしておけばオーケーです。
法則
色々規則性があって面白いので見て行きましょう。
時計回り
時計でいう12時の所にキー=Cがありますね。
♯一つ付いたらGになります。
CからG、つまCDEFGと五度進んだ訳です。
その次に♯がもう一つ増えるとキー=Dです。
GABCDと、また五度進みました。
このように♯が一つずつ増えると時計回りに五度ずつ進むので「五度圏」というんです。
反対時計回り
今度はCから反時計回りで考えましょう。
♭が一つ付いたらFです。
CDEFと今度は四度進みました。
もう一つ♭が増えるとB♭
FGAB♭となり、また四度進みました。
このように「五度圏」は反時計回りに進むと「四度圏」にもなるんです。
マイナー・キー
この図ではマイナー・キーは○の中に書かれています。
まず、覚えておくといいのは、
Cメジャー・キーはAマイナー・キーと同じということです。
これを「リラティヴ・キー(平行調)」といいます。
それさえ覚えておけば後はメジャー・キーと全く同じ、時計回りだと五度進み、反時計回りだと四度進みます。
3つくらい
全部覚えるのが無理でも3つくらい覚えておくと便利でしょう。
ロック・ギタリストはメジャー・キーのE、A、Dを覚えましょう。
この理由は、ロックやブルースにはギター中心の楽曲が多く、6、5、4弦の開放を使ったリフが多いので、この3つのキーが圧倒的に多いんです。
ジャズ・ギタリストはA♭、E♭、B♭を覚えましょう。
この理由は管楽器が吹きやすいキーがこの3つなので、ジャズの曲ではこの3つのキーが圧倒的に多いんです。
まとめ
簡単にキーが分かる「五度圏」を見慣れましょう。
どうせすぐに覚えちゃいますよ。
初心者の方の参考になれば嬉しいです。
津本幸司
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