チョーキング
チョーキングとは弦を曲げてピッチを上げる技術です。
全音上げる普通のチョーキングと半音上げる半音チョーキングがあります。
「んなこと知ってるよぉ」
という女子高生の生徒のチョーキングを見てゾッとしました。やり方を間違えると指を痛めます!
うるさいオヤジと思われても良いですし、もぉ、なんだったらお小遣いあげてもいいので言うこと聞くようにお願いしました。
でも確かに、何がチョーキングの注意点か、どんなチョーキングが正しいのか今さら聞けないですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら今さら聞けない正しいチョーキングが分かりますよ。
3弦7フレットのチョーキングで考えましょう
ステップ1
薬指で3弦7フレットを押さえます。初心者は人差し指などでチョーキングすると痛めやすいので注意して下さい。
ステップ2
中指と人差し指を、薬指に添わせるようにして3弦を押さえます。特に中指で6フレット、人差し指で5フレットを押さえる必要はありません。あくまで中指の筋力サポートです。
ステップ3
親指をネックの上に出します。親指を出さないでチョーキングすると、薬指の関節を痛めてしまいます。
この時点で写真のような形になります。
ステップ4
「腕」を内側に回転させる要領で弦を曲げます。この時に薬指を伸ばすような形にしてはいけません。以下の写真でも薬指がちゃんと曲がっていることが分かると思います。
ステップ5
「お肉を挟みます」これが結構難しいポイントです。チョーキングで1本の弦を曲げようとすると当然お隣の弦に近付いて行きます。チョーキングしている弦を押さえている指の凹みに、お隣の弦がプリンッと入ってしまい二本同時に押さえてしまい、不要な音が出る原因になります。したがって、薬指の指先の余った「お肉」か、中指や人差し指の「お肉」を挟んでおきます。写真では3弦と4弦の間に3本指の「お肉」が挟まれているのが分かると思います。
ステップ6
音を消してから元に戻します。意図的にチョーク・ダウンの音を入れようとする時以外はピッチが元に戻る音を鳴らしてはいけません。
まとめ
上記最も大切なのがステップ4です。意外と力のある上級者の男性の方が、指先を伸ばしてチョーキングしてしまっているものですので注意して下さい。
津本幸司
基本技術を制したギタリストのみが上級者になれます。トータル・ギター・メソッドでは、今さら聞けない「超」基礎技術から指導しています。是非ご検討くださいトータル・ギター・メソッド