チョーキング
今さら「チョーキングって何?どうするの?」って聞けないですよね。
(ちなみに、間違ったやり方をする上級者が多いのが怖いところです)
心配無用です。
この記事を読んだらチョーキングが何か、そしてどうやるかが分かりますよ。
定義
特定のフレットを押さえて弦を弾いてから、上下いずれかに曲げることにより全音上の音を鳴らす方法をチョーキングと呼びます。
例えば
例えば3弦7フレットのD音を薬指で押さえてピッキングすると同時に弦を1音分上に曲げます。そして、E音を鳴らします。これがチョーキングです。
具体例
この譜例はトータル・ギター・メソッドのテクニック編T017から1小節抜粋したものです。
1拍目の裏で弾いた3弦7フレットのD音を、もう一度2拍目で弾き直して、チョーキングによりE音を鳴らします。3拍目裏では、弾いた2弦8フレットのG音を、もう一度4拍目で弾き直して、チョーキングによりA音を鳴らします。
Chokingの頭文字である「C」のマークが出てきたらチョーキングすると覚えて下さい。チョーキングは和製英語であり、海外ではベンディング(Bending)と呼びますので、ネット上で転がっている楽譜には「Bend」や「B」のマークが記載されている場合があります。
注意
親指をネックの上に出して、左手の手首をねじるように回転させながら弦を曲げます。指先を伸ばしてはいけません。(これを何人の上級者に注意してきたことか)
チョーキングの利点と欠点
チョーキングの利点はピッチの変化過程を鳴らすことです。欠点は「音痴」になりやすいことです。感覚が掴めるまではチューナーを繋いで練習するのも良いかもしれません。
まとめ
チョーキングとは、特定のフレットを押さえて弦を弾いてから、上下いずれかに曲げることにより全音上の音を鳴らす方法です。
頑張るギタリストを応援しています。
ただし、チョーキングにもたくさん種類がありますので注意して下さい。
津本幸司