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危険!練習の近道

練習の近道

探しちゃいますよね。
でも近道を探すのは危険なんです。
なんでか分からないですよね。

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心配無用です。

この記事を読んだらなぜ近道が危険か分かりますよ。

結論

近道はたいてい「悪い道」だからです。

小学校の頃を思い出しましょう。家に帰る時に近道を探しましたよね?どんな道だったか覚えていますか?下が泥濘んでるあぜ道、フェンスを乗り越えてうるさいおばちゃんに見つからないように進む道、蛇がいると言われている道、舗装されていないガタガタの道、どれも危険だったでしょう。そう、近道はたいてい危険なんです。

動画

いまやインターネットで何でも手に入ります。音楽を買うこともなくなりました。楽譜を買うこともなくなりました。それだけでなく、採譜(音楽を聴いて楽譜に起こすこと)もしなくなりました。それを自分で練習するためにバッキング・トラック(カラオケ)を自分で録音することも不要です。GoogleやYouTubeで全てできます。

この近道・・・危険です。

プロ

その昔、ギタリストはレコードやカセットテープをすり切れるまで聴いて採譜したもんです。そして、知識もないのにムチャクチャ楽譜に書き起こして、めちゃくちゃ練習して、バッキングを自分でメチャクチャに作ってカセットテープで再生してはその上に合わせて弾いていました。採譜した音楽も、録音した練習用のバッキングも間違いだらけでした。
でも、その過程で「身に付いていた」んです。

私もその1人です。中学校の時に採譜した曲は今でも弾けます。その奏者の細かいニュアンスまで再現できます。しかし、最近YouTubeでちらっとみて、Google画像におちてた楽譜で弾いた曲は全く覚えていません。近道って悪い道なんだとつくづく感じさせられます。

わざわざ

しかし、そこにタダで落ちてるのに、わざわざ買いに行くのも納得できないでしょう。検索したら出てくる楽譜をわざわざ一晩掛けて採譜するのもバカバカしいと思うでしょう。そんなことはしなくていいと思います。ただ、「何もかもにおいて」近道を探そうとしてしまうのは良くないと思います。

ちなみに

私は先日この上なく素晴らしいソロをCDで聴きました。もちろん、検索すれば楽譜が出てくるのは分かっています。動画も出てくるでしょう。でもあまりに素晴らしいので、近道を探して無駄にしてしまうのがもったいと思いました。市販の五線譜すら使うのが近道だと思い、CDプレイヤーと真っ白な紙とペンだけで採譜して、動画も観ずに自分のギターで再現しました。今では完全に私の身に付いています。

まとめ

いかがでしょうか。
練習の近道はたいてい「悪い道」だと考えましょう。
練習の目的は身に付くかどうかです。
頑張るギタリストを応援しています。

津本幸司

本物の道はこちらトータル・ギター・メソッド